ジャンプ52/標的219「真相」
扉絵の、のび〜っしてる正ちゃんかわいいです!
お腹出してるし!缶倒して中身溢してるし!…ランボの落書きしてるし!(笑)
…これで25歳…かわいいなぁこの25歳(2回言った!)
さて本編では、味方発言に驚愕するボンゴレ一同に目線を反らして照れたような気まずいような表情で、膝を振るわせたまま「う…うん、そうなんだ…」と呟く入江氏…いや正一。
これからは『正一』表記でいきたいと思います。味方参入万歳とヘタレもやしへ愛を込めての呼称変更です(笑)
突然の展開に誰もが無言で正一を見つめ、一同の注目のなか正一は自身のこれまでの状況を説明します。
普段は部下と監視カメラによって24時間白蘭に行動を監視されていたこと。それが今回のツナ達の殴り込みによってなくなり、やっとミルフィオーレでの立場を気にせずにいられること。
疲れたようにため息を吐き、ずっとこの時を待っていたと言う正一。
「この基地での、この状況での出会い方こそが、僕らが設定したゴールだったんだから」
「!? ゴール…?」
不思議そうに呟くツナに続き、獄寺が戸惑いつつも何を言ってるんだと食って掛かりますが、正一はへたりこんでいた腰を上げて淡々と説明を続けます。
ボンゴレリングを奪うために過去からツナ達をこの時代に連れてきたのはミルフィオーレの計画だが、ツナ達が入江正一を標的としてメローネ基地に乗り込むようにさせたのは、ミルフィオーレに秘密で正一が仕組んだ計画だったのだ…と。
そして――その目的はツナ達を鍛え、強くなってもらうため。
その言葉に驚く面々に、「たくさんひどいことをして…本当にゴメン…」とすまなさそうに視線を下げる正一。
しかしこれから来る戦いに備えて短期間に飛躍的な成長をするためにはこの方法しかなかったのだと言います。
“これから来る戦い”という言葉に更に戸惑うツナに、「君達の本当の敵は僕じゃない」と告げる正一。
しかし獄寺とラルはそんな話を信じられるかと怒りだします。
それに必死で反論する正一は言います、「考えてみてくれよ!!君達を殺そうと思えばもっと早く殺せたさ!!」と。
いくらミルフィオーレが油断していても戦力差は天と地ほどある。なのに今でも彼らが無事なのは何故か。
過去との入れ替えが何人かずつだったのも、この時代の彼らに過去のツナ達を導いてもらうため。
基地に来てからも、晴のリングで基地を操作し捕らえることはもっと早かくからできたが、経験を積ませるためにわざとモタついて遅らせたのだ…と。
なるほど、この説明のようにこれまで彼がわざとモタついていたと考えるなら、これまでのキレるんだか抜けてるんだか…な入江正一の行動に納得がいく部分がありますね。
これまでの肝心な所で抜けてる黒入江に、スパナの“いつも全体をみてるすごいやつ”という評価にずっと首を捻ってたんですが、わざとだとするとなるほどなぁと合点がいくことがいくつかあります。
例えば、並盛神社のγ戦のときにボンゴレリング回収を第一といいつつ第3部隊を命令違反の罰で凍結したのも、黒曜ランド後グロが発信器のことを伝えようとしていたことに気が付かなかったのも、殴り込みの日より前にツナ達がミルフィオーレに捕まらないようにする為だったと考えられる。
メローネ基地を操作するにしても、最初から一ヶ所に集めナノコンポジットの壁で閉じ込めてしまえば一網打尽にできたのにしなかったり、獄寺や山本の位置はすぐ特定できたのに行方不明のツナを探すことはしなかったりしたのも、ツナ達を捕まえずなおかつ戦闘経験を積ませるためだったのか…とか。
(読んでる当時は単に黒入江の慢心かスパナの過大評価のどっちかかと思ってたんですけどね)
そして、ツナ達がそもそも入江正一を標的にしたきっかけであるG文字の手紙…あれもまた、正一(と協力者)の計画だったんでしょうね。
こうして振り返って考え直していくとその協力者の正体も大体想像がつくっていうか…手紙の所持者が獄寺氏の時点で多分あの人だよね〜と期待しちゃうというか…
まぁともかく、考察が長くなるのでそろそろ本編感想にもどりましょう。
続けて正一は語ります。守護者でない女の子3人まで過去から連れてきたのは何故か…それは、
“人は守るものがあると強くなれる”
…その為に必要と判断したから。
その言葉には、しかし、先程までとは違いツナが正一に掴みかかり激しく怒ります。
もし京子ちゃん達になにかあったらどーするんだ!!…と。
そしてそれは少女達だけではない…鍛えられる前にみんなこの戦闘で死んでいたかも知れないんだぞ!!…と。
それは、はじめからずっとこんな戦いをしたくはない仲間達にさせたくはないと思いながらも、無事過去に帰る為にと決意して戦ってきたツナにとっては当然ともいえる怒りでしょう。
けれども、そんなツナの言葉にも正一は、その場合はそれでしかたないと言います。
そして何故かいきなりさけびだしました。
「僕だって一生懸命やってるよ!!予想外のこととか起きて大変だったんだぞ!!
これは君達が思ってるほど小さな問題じゃないんだ!!」
「それにこの計画はこの時代の君の意志でもあるんだ 沢田綱吉君!!」
自分の意志と言われて驚く綱吉に、少し冷静さを取り戻したのか再び説明に戻った正一は、この計画は絶対にバレないように、自分と十年後のツナと十年後の雲雀の3人だけの秘密だったのだといいます。
やっぱり正一の協力者はボスツナ!
ていうか、計画を知っているのは入江正一と十年後の沢田綱吉と十年後の雲雀恭弥だけ。
十年後の沢田綱吉と十年後の雲雀恭弥だけ。
沢田綱吉と雲雀恭弥だけ!!!
………公式にひばつなと思っていいですか?!!
十年後の雲雀さんは絶対に何か知ってる様子だったから、ボスツナと何かしていると信じてたけど、正ちゃんのおかげではっきりしました!ありがとう正ちゃん!
…でも3人だけの秘密の計画って話ですが十年後の骸さんも何か知ってそうだったよね?え??骸さんはー?
さて、ぶっちゃけ一人だけ事情知らずで蚊帳の外状態だろうヒバリさんも自分の名前が出てきたので反応しています。
雲雀氏が奇襲を予想できたのも、雲雀氏が計画の協力者だったからだと教えられて草壁氏もびっくりです。
十年後のツナは関係ない仲間を巻き込むことには最後まで躊躇していたが、最終的には過去の自分達の成長に必要だと了承したのだと言う正一。
それに対しても、ツナの性格なら子供達を巻き込むなんてあり得ないと反論するのはもうおなじみ獄寺・ラルコンビ。
それにとうとう逆ギレする正一。スパナに逆ギレをプッって笑われてます。(かわいいなぁスパナさん!場の空気をまったく読めてないけど/笑)
全てを賭けて対処しなければならないほど危険な状況なのだと、そのヤバさはヘタをすれば人類の危機だとまで言う正一に、それまでずっと静観してきたリボーンが口を開きました。
自分が感じていた疑問とのつじつまも合っているから信じてやってもいいと思ってる、と言うリボーンにみんな驚きます。
そのリボーンの言葉に感謝して話を続ける正一。
これから来る戦い…ツナ達の敵となる相手とは、ミルフィオーレのボス・白蘭!!
それに「やっぱり…」と呟いたツナは、その言葉に自分でもハッとします。ツナの超直感もまた、敵は白蘭であることを無意識に感じ取っていたのでしょうか。
白蘭はトゥリニセッテを集め世界を自分のものにするためには手段を選ばないような人間。
その自らの意志を“トゥリニセッテポリシー”と名付けたという白蘭が、もしもトゥリニセッテポリシーを達成させれば今以上の地獄絵図――自分の思い通りにならないものは何であろうと抹殺してしまうだろうと話す正一の目には、その話が嘘ではないと思える真剣さと緊迫感がありました。
そんな正一にリボーンは、ならばなぜ今まで白蘭に手を貸してきたのかと尋ねます。
正一が10年バズーカでボンゴレリングをこの時代に運ばなければ白蘭の目的は達成されないはずだし、最終的に犠牲は少なくすんだのではと言うリボーン。
その意見に正一は、それは一時的なものにすぎず、自分が協力しなくても白蘭はいずれみんなを未来に連れてきただろうと言います。
何より正一がこのやり方にこだわった理由は、白蘭を止められるのはこの時代だけだからなのだと。
「今、この時代に倒すしか白蘭サンの能力を封じる手はない!!」
白蘭の能力とは一体…!?
と固唾を飲んだところで突如、正一は何かに気が付いて叫びました。
「忘れてた!!」
ボンゴレ基地に何か連絡はないかと尋ね、無いという答えに「そうか、まだだよな…」と一人ごちた正一は、腹を抱えてうずくまります。
「う…また緊張してきた…」
「どうか…したんですか…?」
わけがわからず尋ねるツナに正一は腹を抱えたままで指を2本立てます。
「君達がここに辿り着くことが白蘭サンを倒すための一つめの賭けだった。
それを第一段階だとすると、クリアすべき第二段階があるんだ!!」
その言葉にまだ戦うの?と驚くツナの反応には否やを返して、君達にはしばらく傷を癒してもらうつもりだと、それができるかどうかは第二段階次第だと言う正一。
彼の話す第二段階とは、ボンゴレのミルフィオーレ総攻撃のこと。その作戦の行方によって今後が決まるらしく、
「一番のカギとなるのは…イタリアの主力戦だ」
その頃、問題のイタリアのとある場所。森の中に佇む城からは黒い煙が上がり、そこでは貝殻と]と獣の紋の旗が風にはためいていました。
その紋の下にはイタリア語で『ボンゴレ9代目直属 独立暗殺部隊』の文字。
そして、それとは別に『オレは今の10代目は認めない!』と書かれた旗をさす人物が…
「んまぁ素敵な旗v レヴィったらここまでしてボスのごきげんとったりして〜」
「しししっ いつまでたってもムッツリしたオヤジだぜ」
「ムッ」
「う゛お゛ぉい!! そろそろおっぱじめるぜぇ!!」
武器を、匣を、それぞれ持ち不敵に笑う彼らは、そう!十年後のヴァリアー達!!
おおぉ!!!ヴァリアー来たーーっ!!
制服が黒一色からツートーンカラー&ファー付フードのコートに変更してたり、ヒゲがすごいことになってる人やトサカが出来てる人がいたり!!(爆笑)
それでもノリは十年経とうと変わらない、仲良しヴァリアー達。
レヴィおもしろ!行動もヒゲもどっちもおもしろ!(プッ)
あと、ヴァリアーの匣にはヴァリアーのエンブレム付きだったりして細かいなぁ。
次回はヴァリアーの戦いが見られるんでしょうか?!(そわそわ)
てかですね、カエル帽子の新顔さんがめちゃくちゃ気になります!
ヴァリアーでカエルと言えば、マーモンちゃん。…え?この少年、マーモン?
…しかしマーモンちゃんはアルコバレーノのバイパーであり、そしてジンジャーがバイパーは亡くなったと証言しています。
それに少年にはマーモンちゃんの頬にあった模様がない…ってことで少年=マーモン説は消えますね。
では彼は誰か。マーモンちゃんの後釜?しかし何故カエル…?
そこで空空は考えました。
カエルと言えばマーモン。マーモンと言えばカエル。マーモンのカエルと言えばファンタズマ。
ファンタズマはアルコバレーノのおしゃぶりの力を解放すると変身しちゃうような不思議生物。ついでに術士であるマーモンちゃんの相棒だから幻術使えそうです。さらにぶっちゃけるなら、トゥリニセッテ関係ならこの漫画なんでもありえそう
…てことで、少年=ファンタズマ!!
どうだ!(どうだとか聞かれても)
あと、ヴァリアーの件も気になりますが、話の途中で終わっちゃって分からずじまいの白蘭の能力ってのも気になりますね!
白蘭の能力と言えば、それを探りにいって以来ご無沙汰しているあの人の安否とかそろそろ出してくれてもいいんじゃないでしょうかね、先生?