標的220 「We are VARIA!!」
イタリア戦線の状況。
ボンゴレ連合ファミリーはミルフィオーレの圧倒的戦力に追いつめられていました。
ヴァリアーがミルフィオーレの指揮官のいる古城を強襲し占拠しましたが、そのヴァリアーも兵の数の差から四方をミルフィオーレ勢に囲まれてしまっているイタリア主戦力。

そんな状況下にある、古城のヴァリアー達の様子はといえば…
籠城戦なんて退屈だと騒ぐルッスーリアに、ボンゴレ連合軍はあてにならないしと笑うベルフェゴール。
「こんなことなら跳ね馬日本に向かわせるんじゃなかったか?」
というぼやきにレヴィがこの程度の敵など我が手にかかれば造作もないと反論すれば、その言葉に対して、なら見てるから一人でやってきてくれと告げる新顔の少年。
本当に一人で勝てるわけもなく話のずれた返答を返すレヴィにぼそっと毒を吐いたり、無視したり…彼もかなり癖の強いキャラっぽいですね。
「で、みんなの配置はどうするの?スクアーロ作戦隊長」
ルッスーリアに尋ねられて、それぞれを待機、東、南に分けるスクアーロ作戦隊長。
新顔フランと組むよう言われたベルがお守りかとぼやけば、フランも負けじと嫌味を言います。
「いやなのはミーも同じですーあいつ嫌なタイプですのでー」
しかもカエルの帽子はマーモンの代わりだとベルが強制的に被せたものだとか。
ある意味堂々とした悪口に、こちらも堂々と任務中に殺しちゃうかもとスクアーロに進言するベル。
フランと仲の悪いレヴィはベルにこっそりウインクで「殺ってしまえ!!」と目配せするものまったく伝わらず、それどころか「くさってもおまえとは組まねぇ」とか言わちゃいます。
しかも作戦隊長の蹴りを食らい中のモノを出す始末。
それを脇にルッスーリアがきれいにまとめます。曰く、「私達って本当身も心も汚い集団よねぇ♪」

…てルッス、それ汚いの意味違うし!と爆笑です。
新顔君は先週の予想外れてファンタズマじゃありませんでしたが(当たり前)、カエル帽子の理由にベルのマーモンちゃんへの友情を見ました!
ベルかわいいなぁ、マーモンちゃん大好きなんだね!
しかし、おふざけしつつも幹部陣がわざわざスクアーロを「スクアーロ作戦隊長」と呼び、文句をつけつつも言われた通りに行動する姿に、プロとしての彼らを見た気がしました。…でも蹴られてゴロゴロするレヴィの姿に、そうでもないかと思い直しもしました。
…まぁ、レヴィの扱いにはもう何もいうまい…(苦笑)

その頃ミルフィオーレの仮設本部、ある人物のもとに報告が寄せられていました。
城を落としたのはヴァリアーであることの確認と、何より白蘭から正式に総指揮をまかせるという伝令が届いた、と。
その知らせに紅茶を注ぎながら、当然だと言う黒人の男。
「ここを仕切るのは6弔花であるボスにこそふさわしい」
「…………」
「あなた様を見たらさぞかし奴らもおどろくでしょーな」

新たな6弔花登場!…に加えて意味ありげな部下の言葉…、6弔花の正体とは一体?!
今のところ分かっている6弔花は、
雷→ブラックスペル・ガンマ
霧→ブラックスペル・幻騎士
雨→ホワイトスペル・グロ
晴→ホワイトスペル・入江
…で、残りは雲と嵐の二名。
6弔花は確かブラック・ホワイト両スペルからそれぞれ三人ずつなので、この内どちらかがユニ(ブラックスペル)で最後の一人がホワイトスペルの人です。
シルエットやリングを着けてる手のかんじ、報告者がホワイトスペルであることからも、この『ボス』はユニではなく最後の6弔花っぽいのですが…?
ヴァリアーが驚く相手?!…誰?!…白蘭に操られた骸さんとかだったらどうしょう…まさかまさかのマーモンちゃんだったらどうしょう…!

ヴァリアーサイドに戻って、森の南へと向かうベルとフラン。
軽快なようでいて殺伐とした会話。殺気と嫌味のキャッチボール。ツッコミでナイフを刺しちゃうベルもアレですが、刺されても痛がるだけで平気そうなフランも謎です。フラン君は何者なのか。
一方、一人東に移動中のスクアーロのもとに何かがやってきます。
現れたのはぼろぼろのヴァリアー隊員。
追い付いて力尽きたのか地面に倒れるその姿に誰にやられたか問えば、「XANXUS様です…」と。
しかも理由は肉が食べたいのに用意できなかったから。
その答えに、最高のラム肉を持ってきたはずだとスクアーロが返せば、牛肉を食べたかったらしい…と。
それにも、「和牛のサーロインも持ってきたはずだぁ!!他のコンテナをよく探せぇ!!」と怒鳴っていると今度は別の者が同じように落ちてきます。
「それが…隊長…フィレ肉を食べたいとのことで…………」
「そいつも持ってきたはずだぁ!!」
また別の隊員が以下略。
しかも三人目の報告はなんと、手かすべって床に落として「こんなもの食えるか」…というもの。
ついに血管のぶち切れるスクアーロ。
そんな怒っているスクアーロにタイミング良く(悪く?)襲いかかってきたミルフィオーレは、振り向きもしないでスクアーロが出した匣兵器・暴雨鮫に一撃で倒されてしまうのでした。

ヴァリアーはリングまでヴァリアーエンブレムなんだぁと感心しつつ、激強なスクアーロにおぉ!と叫びつつ…しかしそんな格好良い姿もその前のコントの威力には勝てませんでした。
ヴァリアーの…違った、XANXUSのおかさあん・スクアーロに爆笑。
XANXUSのための食材の手配とかまでスクアーロがしているらしいことも注目点ですが、何よりXANXUSさんが暴れた場合スクアーロのもとへ駆け込むのがヴァリアー内部で当たり前らしいのが…!(待機組にも二人も幹部がいるのに…/笑)
なんかヴァリアー隊員の間では、困ったときの神頼みならぬ、『困ったときのスクアーロ頼み』なんじゃないかと思ってしまいました。
頑張って!スクアーロ!!