ジャンプ51/標的218「到着」
白い丸い装置ある壁の向こう側へと飛び、装置の前に降り立つツナ達。(ここ、きれいに着地する超ツナにくらべ、ドサッと倒れるスパナさんがかわいいですね!)
ツナ達が眼前の装置を見上げていると、入江氏と側近二名が現れます。
拳に炎を灯し臨戦態勢に入ろうとしたツナは、しかし、入江氏の側に控える女性達――リング争奪戦で現れたチェルベッロとそっくりな彼女達に驚きます。
一方の入江氏はそんなツナの様子などお構いなしに、「まずは拳を下ろしてもらおう。話はそれからだ」と言います。
そんなことを言われても当然警戒を解けるはずがなく炎を灯したままに「…話だと?」と訝しむツナ。
その態度に入江氏は「ヘタに動けば彼らは死ぬぞ」と仲間達を人質に取り脅してきました。
巨大な筒の中に閉じ込められ意識の無い仲間達。
壁に取り囲まれたあの後、彼らは睡眠ガスで眠らされ捕まっていたのでした。
「ヘタに動けばガスを毒ガスに変更する」
リモコンを片手に再度脅されてはどうしようもなく、仕方なしに拳を下げるツナの傍らではスパナが自分の知らない入江の様子に戸惑いを隠せない様子で「…正一?」と呟いていました。
ツナが拳を下ろし臨戦態勢を解いたことを確認して、仲間達を目覚めさせる入江氏。
「……何て悪夢だ…10代目の首を締めるなんてよぉ……」
そう呻く獄寺や雲雀、クローム、草壁氏が早くも意識を取り戻します。
ツナの姿を確認し、しかし自分達が捕らわれている現状に驚く獄寺は、すぐに入江氏の側にチェルベッロがいることに気付き更に驚くのでした。
とうとうボンゴレと入江組が出逢いましたね。
やっぱりみんな驚くチェルベッロなマスクガール達。本当になんでミルフィオーレにいるんでしょうね?彼女達。
(てか、今後マスクガールはチェルベッロと表記すべきでしょうか?…ほぼ確実にチェルベッロだろうけどまだ本人はチェルベッロだって名乗ってないしなぁー…といままでマスクガール呼びしてたんですが…んーまぁいいや今後はチェルベッロ表記でいきます。)
そして、本当に幻騎士の幻覚と仲間達の精神がリンクしていたことがうかがえる獄寺くんの科白…あぁ!その記憶が未だに目覚めていない子ども達の心の傷になっていないことを切に願っております!!
しかし同時に、そう思って見ると雲雀さんの覚醒時の無言に深読みをしたくなるひばつn
さて、チェルベッロの姿に驚くボンゴレ組に入江氏は脅しをちらつかせつつ話をしたいから大人しくしろと言いますが、敵の言うことなど聞けわけがなく、反撃しようと匣に手を回します。
…が、獄寺も、同じく武器を構えようとしていた雲雀も愕然としたまま固まってしまいます。
あるはずのものがそこにはなかったのです!
「抵抗しようとしてもムダさ。お前達のリングと匣兵器は…全て没収した」
告げる言葉通り入江氏の見せた手のひらには5つのボンゴレリング+α。
手も足も出せない状態に騒然となる中で、ラルがツナに叫びます。自分たちに構わず装置を破壊しろ、と。
その意見に獄寺も賛同しますが、しかし、装置の中にあるものを知っているクロームは焦ったようにダメだと止めます。
命が惜しくなったのか!?と食って掛かる獄寺に、言葉少なに、それでもダメだと伝えようとするクロームでしたが、彼女よりも先に入江氏本人が語り出しました。
曰く、「この装置を破壊すれば困るのはお前達だぞ」と。
「この装置に入っているのは」
ゆっくりと装置の中央が開かれていき…その中にあったものは、
「10年バズーカでお前達と入れ替わりで消えた…」
「この時代のお前達だ」
予想だにしなかった事実に、一同に衝撃が走ります。
どうなっていると驚く獄寺達に入江氏は、過去に戻って余計なことをされないように、本来過去に行く筈のツナ達を装置の力でここに留まらせているのだと語ります。
トゥリニセッテポリシーに乱れが生じるという言葉に疑問を持ちつつも獄寺は、10年バズーカを知っている入江氏の科白にある結論にたどり着きます。
獄寺と同様に考えたリボーンが、バズーカの弾を当て自分たちをこの時代に送り込んだのは入江なのかと問うと、入江氏は肯定します。
10年前の入江がこの時代の匣兵器と科学技術を駆使してツナ達に10年バズーカを当てた。
アルコバレーノならばノン・トゥリニセッテを照射し身動きをとれなくしたように…それであの時、リボーンの体は動かずバズーカの弾に当たってしまったというわけです。
「…でも…どうして!? なんでそんなことしてまでオレ達をこの時代につれてきたんだ!!」
問うツナの叫びに、これ以上は…と制止をかけるチェルベッロに対し、しかし入江氏は「いや…答えよう」と話を続けます。
白蘭がこの世界を手中におさめ、もう一つの世界を創る。
そのために、ボンゴレリングが必要だからだと、世に存在する多くの力を秘めたリングの中でも特別な21個のリング――マーレリング、ボンゴレリング、アルコバレーノのおしゃぶり各7つ――トゥリニセッテが。
トゥリニセッテの原石こそがこの世界を創造した礎なのだ…と。
いきなり世界創造などとあまりにも話が大きくなり、荒唐無稽に思える内容に驚く一同に入江氏は言います。
「信じる信じないは自由だが、少なくともトゥリニセッテを守ることを使命とし人柱としてトゥリニセッテと同化したアルコバレーノはこの話を否定しないはずだな」
うわ!展開がとんでもないほうに傾いてきた!!
でも…こういう内容超好みです!←
白い丸い装置の正体についてはクロームの夢のあたりからもしや!?と期待してた展開がまさかの実現ですね。(ありそうで、でも予想の斜め上を行くのが天野クオリティなので違うかな、と思ってたんですが…/苦笑)
しかし実際は分子状態に分解されてて、見えている姿は立体映像らしいですが…なんでボスと先生は影なの!?
てか、影2つどっちも成人男性ですが、アルコバレーノなのにリボーンも成長してるんでしょうか?…単に影だから?
ラルの言い方だとアルコバレーノは成長しないっぽいので、やっぱり本来はこの時代でも赤ん坊なのでしょうか。気になります。
次に、白蘭の野望?はなんとなく、あぁやっぱりって感じです。
最高権力云々行ってたあたりからあの人は、そんなこと考えてそうだと思ってたもん。
「僕がこの世界の神になる!」みたいなこと言いそう。(←漫画が違う)
幻騎士の神の啓示発言は、白蘭を新たな世界の創造神と信じていたんでしょうかね?
…で、トゥリニセッテの役目。
呪いとか闇の力とかオカルト系は覚悟してましたが…創世とか大きくでました。
これ何マンガ?マフィアバトル漫画ではなかったのか…。
あぁ、でも、バトル漫画になった契機たる黒曜編の時点で、ラスボスは六道輪廻がなんちゃら言ってるお方でしたしね。
だからそれより「人柱」が気になります。はわわ…どういうことなんだ〜っ!
ツっ君も人柱って聞いて驚いてます。(てかツナ人柱の意味分かるんだ、意外/←オイ)
(いや、でも普通に中学生って人柱なんて単語分かるのかな?…ゲームとかやってればこれくらい常識になってるのかな…私はいつ頃意味知ったっけ…?)
「話は以上だ、あとはまかせた」
そう言って背を向きチェルベッロの後ろへと下がる入江氏。
チェルベッロはツナに大空のボンゴレリングを渡せ、さもなくば守護者を毒殺すると命令してきます。
リボーンが入江氏の話にまだ納得できない部分があると引き止めますが、チェルベッロはリモコンと銃で脅しつつ3秒以内に従えといいます。
焦って待ったをかけ、「君達チェルベッロでしょ!?」と呼び掛けるものの、カウントは開始され、獄寺やラルが自分たちに構うな、どうせ大空のリングを奪った後全滅させる気だと攻撃を促しますが、ツナは迷いついには手袋を外しリングを出そうとします。
迷ったままにカウントは1となり、その一瞬後、銃声が響き渡り――しかし、床に崩れ落ちたのはチェルベッロ2名の方でした。
「………入…江…さ…ま…?」
「悪く思わないでくれ。少し眠ってもらうだけだ…」
白い銃を片手に静かに呟くのは入江正一。彼が背後から彼女らを撃ったのでした。
ボンゴレ一同が状況についていけずに驚く中、入江氏は先程までとはガラリと雰囲気を変えて、ツナ達に話しかけます。
きっちりと閉めていた上着の襟開け、髪の毛をぐしゃぐしゃとかき、上着を脱ぎ捨てた入江。
緊張がとけて膝が笑ってる…と膝をカクカクさせその場にへたりこみ息をつくと、気が緩んだ情けない表情で言います。
「よくここまで来たね。君達を待ってたんだ……」
「僕は君達の味方だよ」
カムバック!!ヘタレ正ちゃん!!\(≧▽≦)/
ありがとう!!天野先生!!!!
…天野クオリティは私の予想の斜め上を跳び跳ねて二回転半して目の前で華麗に着地してくれました!
ううう嬉しすぎでマジ泣きそうです…!!
入江正一はボンゴレの仲間だった!!
そして何よりヘタレが本性だった!!(←重要度そっち!?)
良かった〜黒入江は本当にこっちの胃がきゅうっとなっていろんな意味で怖くて悲しくてたまんなかったんですもん!
…ブラック入江は全部演技だったんですね!?
入江氏がツナを脅迫した時にスパナが黒い入江氏の様子に戸惑いを見せてて、スパナの知ってる入江氏はこういった黒い感じの人ではなかったのかな、高校時代はまだ白くて白蘭になんかされて黒くなっちゃったのかなって思ってたんですが、…本性ヘタレでブラックが演技ならスパナの態度が合点がいくというか…ともかくヘタレ正ちゃん万歳!!
来週が楽しみでなりません――と言いたいところですが…
おや?なぜか既に私の手元にはWJ52号が。
クハッ!今日はもう次号の発売日じゃぁありませんか!
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………遅すぎ…ゴメンサナイ(泣)