ジャンプ50/標的217「超爆発」
幻騎士の幻術により呼び出された仲間達に首を絞められるツナ。しかし、幻術の彼らを倒せば本物の命も消えるという…卑劣なる幻騎士を、ツナは「死んでも許さねぇ…!!」と睨み付けます!
果たしてツナの打つ手立てとは…!?

というところから始まる今回ですが。
その前に、あのぉ…、いつの間にか笹川兄が居るんですが。
え!?前回居なかったよね?居なかったよね!
…今回、扉絵から当たり前のように切なげな顔で攻撃に加わっている了平氏。
せ、先週の不在は伏線ではなくまさか書き忘r…ごほんごほんっ
多分、了平氏の幻覚は一番最後に…そう、ツナが「死んでも許さねぇ…!!」って言っている間に出てきたんですよね!うん、きっとそうに違いない!
…ということで本編感想へ↓


ツナの発言に、「己の状況を見てからほざけ!!ボケがぁ!!」と口汚く罵る幻騎士。
「許すも許さぬもあるか!!貴様は仲間の手によってもがき苦しみながら死ぬのだ!!」
自身の勝利を確信し笑います。
…このままではやられてしまう、でもこれでは手も足も出ない。
戦いを見守るリボーンとスパナから見てもこの状況を打開する手立てがあるとは思えません。

コントロールルームからことの成り行きを見つめる入江氏も無言。
…というかこの入江氏、眉寄せてちょっぴり不安げに見えます。そう、それはまるでツナの身を心配しているかのように!(ほんとはツナのこと殺したくないんでしょ?素直になりなさいよ。正ちゃん)
…ううん、正ちゃんは白くあってほしい空空の欲目でしょうか?
でもさすがに入江氏だって、卑劣すぎる幻騎士の言動を不快に思っているのではないかなぁ…あの一コマにそう思いました。
それとももしや、幻騎士がどうしようもないくらいの三流悪役に堕ちてしまったからそう見えるのでしょうかね?(失笑)

「ハハハ!!死ねぇ!!!」という幻騎士の叫びと呼応するように、より一層泣き叫ぶランボとイーピン。
そんな子供達にそっとツナの左手が伸ばされます。
イーピンの頭に優しく触れ、優しい眼差しで子供達に囁くツナ。
「イーピン…ランボ…いつまでも泣いてないでどいてくれよ」
その瞬間、あれほど大泣きしていた2人はぴたりと泣き止み、もう一度ツナが「なっ」と呼び掛ければ、コクンと頷いて素直に手をはなしました。
リボーン、スパナ、幻騎士、入江氏が驚くなか、さらにツナは他の仲間達にも手をはなしてくれと言います。
すると誰もがスッ…と手をはなしていきます!
霧の炎で練られた幻覚がオレの意志に背くなど!!と驚愕する幻騎士。

ツナの聖なる心と仲間達のツナを愛する想いがヘルリングの力に勝ったのです!愛の奇跡です!!
聖なる力で悪しき力を浄化させたんだ!
最初真剣にそう思いました。(頭の病院に行った方がいいよこのひと)
…だって何!?ランボとイーピンに話しかけるツナの、あの慈愛に満ちたあの目!あの仕草!
てか、もしもあんなことされたら…
惚れる!惚れちゃいます!!
既に私はツっ君に心を奪われている身ですが、何度だって惚れ直しちゃいますよーーっ!!!(叫)
ぎゃーーっ!!!///
あぁもうここで感想終わりにしてツっ君への愛を叫んで叫んで叫びまくりたいのですが、迷惑以外の何物でもないので感想に戻りたいと思います。

「………どうなってるんだ…?」と不思議そうなスパナにリボーンはなるほどと笑い、みんなの手をよく見てみろと言います。
見れば、仲間達の手はいつの間にか凍っています。
そう、(愛の奇跡でもなんでもなく)ツナは『死ぬ気の零地点突破初代エディション』で、死ぬ気の炎で作られた幻覚を凍らしたのでした。
手を凍らしてしまえば首を締めることはできなくなる。
「それに時間もかせげたみてーだな」と続けるリボーンの視線の先、ツナは右手の柔の炎を大きくさせます。
23万、24万…と上昇していく炎圧に、レッドゾーン突入を告げるコンタクト。
20万をオーバーした炎圧に、想定していた最大出力を超えているとスパナが驚くうちにもツナは剛の炎も出力を上げていきます。
「おまえも全力で来い、幻騎士!!」
「おのれ!!青二才が生意気な!!」
ツナの言葉に煽られるように叫ぶ幻騎士。
そして左手の炎もまたレッドゾーンに入りました。
コンタクトが告げるアナウンスにリボーンがコンタクトが大丈夫なのかと訊ねると、スパナは「それよりボンゴレの体が…あの炎圧にもつのか…」とツナを心配しています。

炎圧により起きる風のなかで、自分の想像以上のツナの死ぬ気の炎に反応を示したり、かと思えば自分の発明品よりもツナのことを心配したり…スパナさんは可愛いですねぇ(*^_^*)
この自然にツナを心配する態度に、もう単に『] BURNER』が気になるとか、自分の発明品のメンテとか、そんな理由を通り越してスパナさんがツナを大事なのが現れてますよね!

『ゲージシンメトリー 発射スタンバイ!!』
2人の心配を余所に発射準備が完成するコンタクト。
分身を作り出し5人になった幻騎士とツナの『] BURNER超爆発』が真っ向からぶつかり合います!
拮抗していたかに見えた闘いでしたが、やがて幻騎士の分身に亀裂が入りツナの炎により次々と吹き飛ばされる分身達。
そしてとうとう幻騎士自身も炎に包まれます。
「おのれえぇえ!!!」
ヘルリングの力で形成されていた骸骨の仮面が砕かれ半分だけ露になったその素顔は、まるで老人のよう。…ヘルリングに精神を喰わせた代償なのでしょうか?
炎に呑み込まれる直前、捨て台詞を残す幻騎士。
「図に…乗るなよ…所詮貴様らなど…白蘭様…の…掌の上で…踊っているにすぎぬの…ドワァアア!!!」
最後の叫びとともに、ジュッと霧散する幻騎士。
幻騎士を倒したことによって、仲間達の幻覚も消え、場を形成していた幻覚も崩れてゆく中『] BURNER』は勢いのまま壁を破壊します。
その爆発のなかを落ちてくる幻海牛達…降ってくる海牛を呆然と眺めていたスパナは、爆発する様子に「…ウチ…死亡…」と呟きながら、膝を抱えてまるくなりながら死を覚悟します。
しかし、すぐさま傍に来たツナが爆発から守り、助かりました。
爆発がおさまりツナに、咳き込みながらも助けてくれたことに礼を言うスパナ、そしてよくやったなと言うリボーン。
しかし、「幻騎士を見逃したのは気にくわねーがな」と続けるリボーンにツナは無言で視線を下げます。
そんな2人の隣で顔を上げたスパナが何かに気づいて小さく声を上げました。つられて2人もそちらに目を向ければ、先程の『] BURNER』で壊した壁の向こうに、目的の白い丸い装置があったのでした。

「…ウチ…死亡…」って可愛いなスパナさん!
自分の死を覚悟する瞬間までマイペースを貫き通す…実はかなり大物かもしれない(笑)
そして幻騎士は逃げたんですね…。あの「ジュッ」は最後の力で離脱したんだ…でもまぁ、ツナが跡形もなく焼き殺しちゃったとか嫌なので、それはよかった。
…しかし、逃げたならまた幻騎士出てくるんでしょうか?
ふらふらになりながら、「まだ…まだ、終わってはいない…!!今度こそ神の啓示をまっとうせねば…!!オレは…っ!」とか言って。…もういいよ。(盛大に顔を歪める)
てか最後の、ドワァアア!!!…って!とても三流悪役。
最後の最後まで三流悪役で終わった幻騎士にがっかりでした。

次回は遂に装置到達!装置の秘密、特に中に何があるのかわかれば久々に骸さんも登場する可能性が…!!
それに仲間達の行方も気になるし、そろそろボンゴレファミリー再会の方向に話が向かわないものでしょうか。
(今週は、幻覚とはいえクロームちゃんや雲雀さんのお顔が見れたのは嬉しいけれど、やっぱり本物がいいので…)