ジャンプ49/標的216「ヘルリング」
ヘルリングの力で骸骨の騎士と化した幻騎士。
その禍々しい姿は幻覚などではなくヘルリングによる戦力倍加だと、入江氏は語ります。

ヘルリングは、死ぬ気炎が発見される以前から使用者との契約によって強大な力を享受するとされてきた、この世に6つしかない霧属性の呪いのリング。
契約者には凶悪な力が授けられ、戦闘力が何倍にもなるらしく、契約の方法は“ヘルリングに己の精神を喰わせる”こと。…使用者の中には理性を失い人格が変わってしまう者もいると言われているそうです。
地獄との契約とも称されるヘルリングの契約…幻騎士にそこまでさせるものが沢田綱吉にはあるということだろうかと言う側近に、バカを言うなと入江氏は言います。
「沢田綱吉はただの子供さ」

ただの子供は火を出したり空を飛んだりしません!
…論点はそこではないと分かっちゃいるのですが、つい。この十年で一般人だった正ちゃんの正常な感覚はマフィアンマジックに侵されちゃったんだなぁ…と思って。
…あと、十年後マフィア基準でも十分ツナ様はただの子供じゃないと思うんですが。(3区画消滅の事実を忘れてしまったんでしょうかね?入江氏は)
上のような論点ずれてる指摘はともかくとしても実際真面目な話、入江氏が知らないだけで幻騎士にとってはツナは現在トラウマ的相手で、マスクガールの指摘の方が当たってるんですけどね。
というか、入江氏はボンゴレを警戒しているのか軽視しているのかどっちなのよ?という。(まぁ基本的に子供だと思って舐めてかかっているようですが。)(スパナが入江氏のドコをすごいやつって言ってるのかさっぱりです)

あ、話ずれた。えーっと…ツナvs幻騎士。
もう弱点はない、その目玉ををえぐってやると言う幻騎士。(「ハァアア」とか…なんかキャラ変わってませんか?)
ともかくヘルリングでパワーアップした幻騎士とツナの闘いが始まります。
(いろいろいっぱいいっぱいなので戦闘描写は飛ばしますが)激しい攻防の末、クロスカウンター(?)が決まり両者互いの拳が相手に入り後方に飛ばされ距離を取りました。
そこでツナは幻騎士に「たいして強くなっていない」と言います。
幻騎士の強さは研ぎ澄まされた感覚のキレと、それを無駄のない動きに変える冷静で抑制のきいた判断力にある…とツナ。
「頭に血がのぼっていては恐くない」
そう告げるツナに、幻騎士は哄笑しヘルリングで倍加した自分の真の力はこれからだ!!と言って、口から骸骨を吐き出します。
分身かと警戒するツナに迫る骸骨は、やがてその姿を山本に変えます。驚愕するツナでしたが、次の瞬間には山本の手がツナの首を締めます!
その後も、クローム、獄寺が現れその腕がツナの首へと伸びてくる…幻覚だと炎で反撃しようとすると、
「おーっと 消していいのかな?」
幻騎士が言います。その幻覚達と本物の命はつながっているんだぞ、と。
守護者達との連絡が断たれた今の状況下では幻騎士の言っていることがハッタリと言い切ることもできず手が出せません。
ランボ、イーピン、雲雀、ラル、草壁氏…と次々に現れる仲間達、やめろと言っても首をしめるのは彼らの意志とは関係なく体が勝手に動くのだと言う。
殺さない限り振りほどくことは不可能…貴様仲間を殺せるのか!?と幻騎士。
仲間に首をしめられ手も足も出ず苦しむツナを見て笑い叫びます。
「どうだ?自分の信じた仲間に殺される気分は!!」
「オレも殺りたかった!!! あの時殺ってみたかった!!!」
それは幻騎士が心の奥に隠していた本音なのか、それともヘルリングに侵されて人格が変質したためなのか。
どちらにせよ、現在の幻騎士は卑劣極まりない。

意志に反してツナを襲いながら、ツナの名を呼び泣く子供達の涙が、ツナの頬に落ちる――その涙が、彼らが確かに本物とつながっている証拠のようでもあり…この状況が仲間達をもまた苦しめるているのだと感じさせます。
子供達の涙に、ツナの中で幻騎士へ怒りが頂点に達しました。
「………幻騎士、おまえだけは………………死んでも…許さねえ!!」
]グローブが輝きを放ちます!…果たしてツナの取る手だてとは?!

というところで、次回に続きますが。
……………………こんな、
こんな再会を望んでたわけじゃないっ!!!(号泣) ○| ̄|_
ちょ、久しぶりの仲間達がこれって!こんなって…!!
うわぁぁぁあぁん!!!ランボさんやイーピンになんてことさせるんだ!!!この糸目骸骨がっ!(怒)
しかし卑怯卑劣非道の幻騎士に怒り心頭の反面、あまりにもあんまりな変わりように幻滅です。
なんてちんけな悪役に成り下がったんだろうか…悪の格付けとしては最低ランクでなかろうか。
たとえこの後(戦闘終了時あたりに)幻騎士救済処置があったとしても浮上は難しいんじゃないかなどうするのかな天野先生。とかそんな余計なお世話な心配をしちゃうくらいの最低っぷりに逆にびっくりしました。(…γと違って幻騎士は完全悪役に徹するつもりなんでしょうか?/それにしたって悪役としての格なり質なりってやつがめちゃくちゃ下がってしまった気がするんですが…)
…道具の力に頼り、理性を失ったものの醜さとか愚かさとかを表現したいのかなぁ?

あ、また話それた。
みんなとの最悪な再会に涙しつつ、唯一了平氏だけ居ないことが気になりますね。
本当になんで居ないんだろう?…幻騎士が呼び出せるのは意識のない相手だけで、仲間達の中で了平氏だけ現在覚醒しているとかそんなかんじなんでしょうか。…だとすると、この後了平氏がツナのもとへ乱入、とかあり得そう?晴の守護者らしくピンチに登場するのかな?


さて本編感想はとここまでなんですが、ちょいとヘルリングについて妄想語りをしてもよろしいですか?
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