ジャンプ48/標的215「忠誠」
ツナ様の反撃ですね!な今回…『零地点突破 改 白刃取り』直後から開始でございます。
ツナの策にはまり剣を止められた幻騎士。
(!! やはり この目…)
間近で見たツナの目に再度ユニを思い出し、一瞬気を取られた幻騎士は、はっとして剣に力を込めますが、既に手遅れ。
ツナの『零地点突破 改』によって剣に、鎧に宿された霧の炎が吸収されていきます。
あわてて離れるものの、見つめる先には大きな炎を灯すツナの姿。
「これで本気で闘える」
気力を回復し、ツナ様全快!さぁ反撃開始です!いけいけ!やれやれ!眉毛をぶっとばs(…ちょっとは本音を隠しましょう。)
属性一の推進力を最大級に活かした俊敏な動きで攻撃を繰り出すツナに反応が追いつかない幻騎士。
圧倒的なその攻防に入江氏もスパナも驚きます。
炎力の回復だけでなくモスカ戦よりも最大値が上がっている、と戦う度に強くなるツナに感心するスパナの言葉を肯定するも、「おかしいぞ」と言うリボーン。
動きに精彩がない幻騎士の様子に、戦いに集中できていないようだと言います。
…そう、リボーンの読み通り、現在の幻騎士はユニと似たツナの目に心乱され、先程までのようには戦えていませんでした。
(やはりあの目だ…あの目が悪しき記憶を蘇らせ、体を硬直させる)
無言でツナを睨み付けながら、幻騎士の思考は過去に飛びます。
「じゃあさ、証拠におみやげが欲しいな」
豆大福を頬張り、笑いながらそう言う白蘭。
自分に忠誠を誓う証としてジッリョネロファミリーを全滅させマーレリングと大空のおしゃぶりを差し出せ――白蘭のその要求に応え、幻騎士は怪我を装いジッリョネロのアジトに戻りました。
白蘭の指示通り、自分を心配して集まってきたユニ達と会話をしながらも、彼らを殺すべく気付かれないように右手に炎を集めようとして…
そこで――まるで制するかのようなタイミングで、右腕にそっと伸ばされたユニの手。
真っ直ぐに自分を見つめるユニに幻騎士は動くことができませんでした。
…その後の展開は、既にγの回想で知られているように、ユニが自ら白蘭のもとへ出向くことになり、結果としてジッリョネロはジェッソと併合しミルフィオーレ結成となるわけですが。
結果はどうあれ、白蘭の“ジッリョネロを全滅させろ”という命令を実行できなかった幻騎士。
そしてそれは、あの時ユニの目に――苦悩と覚悟をたたえた目に、幻騎士が気圧されから。
白蘭の命令…幻騎士にとっての“神の啓示”を覆したユニの目。それを彷彿とさせるツナの目が、幻騎士を動揺させるのでした。
しかし、もう二度と啓示を覆すわけにはいかない…あの目を克服し、倒さなければ白蘭への真の忠誠はかなわない。
その想いが幻騎士を追い詰め、ヘルリングの炎に呑み込まれた幻騎士は、まるで悪魔のような姿に変貌を遂げます。
その異様な姿に、「ヘルリングに己の精神を喰わせたのか…!!」と呟く入江氏。
暴走によって幻騎士の炎力は何倍にも膨れ上がっていくのでした。
…果たしてツナと幻騎士、二人の闘いの行方はどうなるのか!?待て!次号!!
…みたいなノリで、今回もやっぱり終わりませんでしたVS幻騎士戦… ○| ̄|_ ガックリ
…過去回想といい、暴走に近いパワーアップといい、ほんっとXANXUS戦の二の舞だなぁ、幻騎士戦は(爆)
まぁ、ジャンプ的ってこt(黙れ)
でもとりあえず今回は、ツナ様が眉毛におもいっきり拳を叩きつけてくださって、とても気分爽快でしたのでよしとします。(…もうオブラートに包む気もないらしい)
後ろに回り込む幻騎士の、更に背後へと一瞬にして移動するツナ様の背中の格好良さ万歳!
「しびれるっす十代目ェエ!!!」
はい、獄寺くんの代わりに叫んどいてあげました!←
そしてユニちゃん!
あの日、白蘭のもとへ行くことを決めたのは、このためだったんですねぇ…(ホロリ)
γの言うように同志が現れるのを待っているのでは遅い…というのは、すぐに行動を起こさないとその前に幻騎士によってファミリー全員が殺されてしまうことになりかねないから。
きっとユニちゃんは、γ達を死なせるわけにはいかないっていう想いと同時に、幻騎士にみんなを手にかけさせたくないっていう想いもあったんだろうなぁ…
あの「あなたの気持ちはわかりました」の表情に、そんな風に思いました。…切ない。
そんな切なくも健気なユニちゃんに比べて、名前外見に反して真っ黒な白蘭さん。いやだなぁ…こわいなぁ、この人。
この人の何に幻騎士は神様を見たんですかねぇ?暴走しちゃうほどのその忠誠心は一体、何故なのか…?
ていうか、精神を喰っちゃうというヘルリングも怖いです。…ヘルリングだけの特性なのか、それとも強力なリングにはみんなこんなリスクがあるのかな…?
…闇との契約の証ですものね、もしかしたらあるかもしれないですよね。
リングを所持する者がそれを扱うに足る者でなくなると強大なリングの力に呑まれて精神を蝕まれたりする…のかなぁとか妄想しちゃうんですけど!
リングの秘密とかもそのうちアルコバレーノやトゥリニセッテの秘密とかと一緒に語られる日が来るといいなぁと密かに期待しています。
(追記)
幻騎士はわざと自分の精神をヘルリングに喰わせたんですね。ヘルリングに取り込まれたのかと勘違いしていました(苦笑)
まあどっちにしろ精神を喰っちゃうヘルリングは怖いなぁ。…精神を喰わせるという高いリスクが裏技的にリングの力を引き出すのかな?(雲雀氏のやってた匣の裏開匣みたいに)