標的228 「真6弔花」
「リ…真6弔花!?」
「うん。彼らこそが僕が新世界を創るために選んだ真のマーレリング保持者達だよ」
新たなる6弔花の存在に驚愕するツナたちに、にこやかに告げる白蘭。
白蘭曰く、マーレリングの保持者にただ腕っぷしの強い人間を選んでもリングの力の要がより強い“覚悟”である以上強いだけではたかがしれている。故に、強さにくわえて常人離れした“覚悟”を持った人間――それも、その覚悟が白蘭への忠誠になりうる人間――をマフィアだけに留まらず世界中から探し集めたのだというのです。
そしてその真6弔花の覚悟…自分への忠誠の強さを示すために白蘭は真6弔花の1人を例にして話します。
「ご覧のように大自然に恵まれた大変美しい故郷の出身なんだけど」
白蘭の言葉とともに真6弔花の映っていた画面にはその男の故郷だという自然あふれる風景が映し出されますが…
「『覚悟を見せてくれないか?』って言ったとたん―――故郷を捨ててくれたよ」
その言葉で映像は切り替わり、表れたのは先程までの穏やかな美しさが嘘のように山や地面が火を噴き町や森からは煙が上がる凄惨な光景。
そんな悪夢のような出来事にも、白蘭は笑顔のまま、「まさか僕への忠誠を示すために生まれ育った木も山も村も村人も全部消してくるとはおもわないじゃん」と何でもないことのように話し続けます。
その白蘭の言葉で、これを引き起こしたのが先程の真6弔花の男だと知って、なんてことを…と更に眉間にしわを寄せて白蘭をきつく見つめるツナ。
…と、そこで獄寺が噴き出したマグマの中に何かが居ることに気が付きます。
よく見れば(というか映像がアップに切り替わったのか?)、この地獄のような光景を造り出した張本人がマグマの風呂に入っているではありませんか!?
マグマの中にいながら口笛を吹いて全くの余裕を見せつけるその様子にありえないと唖然としている面々に、白蘭は「真6弔花の異常な戦闘能力もこれでわかったかな?」と薄く笑い、更に、真6弔花には1人につき5000名の部下と選りすぐりのAランク兵士を100名与えてあると告げます。
Aランクが100人と聞いてAランクは今までの6弔花6人しかいなかったはずだと耳を疑うスパナ。
その疑問には白蘭は、いないからつくったんだよ、と簡単そうに答えます。


「いないからつくった」とは、すなわち白蘭の能力によって作り出されたってことでしょうか?
真6弔花の6人くらいならともかく…いくらなんでも5000×6+100×6=30600人もの人数を正一に今まで一切気付かれずに養成し続けてきたとは思えませんし。 てか、「僕が知らない人間がミルフィオーレにいるなんて!!」発言には、正一はミルフィオーレの人間を全員把握していると?と驚きました。すげぇな正ちゃん。実はこの科白の直後に続く白蘭の返しで「キミ程度が知ってることがすべてだとでも思ってたの?正チャン」と正一はにこやかに白蘭に一刀両断されるんじゃないかと思ってたとか言わないよ!(←言ってるってば

真6弔花の無精髭の人は…なんかというか…変。
どうせ白蘭側の守護者なんて(あのかわいい紅一点含めて)皆、人の命をなんとも思わないようなどこか異常な人ばかりなんでしょうけど…しかし自ら破壊した故郷でマグマの露天風呂、とは発想が変。
白蘭への忠誠としての覚悟を表すために故郷を捨てるのはいいとして(いや、良くないんですけど。環境破壊に大量殺人)、(マグマであることを除けば)露天風呂、しかも頭にタオル乗せて口笛を吹くその姿のどこから覚悟と忠誠を感じとればいいのでしょうか。
あれですか、「覚悟を示せ」→住んでる人間ごと故郷を破壊、というベッタベタな展開にマグマの露天風呂という意外性を隠し味に入れられるのが真6弔花クオリティってやつですか。

しかし、あれだけの土地を一瞬にして火山噴火させるとかマグマの風呂に入ってられるとか、何の属性だろう?
真6弔花の位置とマーレリングの位置が同じ属性を示しているなら雨なんだけど、火山を噴火させてるあたり、晴の『活性』っぽい気もします。


力くらべって何をする気なのかを正一が問えば、昔一緒に遊んでいた『チョイス』というゲームを現実でやるつもりだと返す白蘭。詳細は10日後に通達する、それまでは一切手を出さないからのんびり休むといい、と言って話を終らせようとします。
そこにリボーンがあんな怪物見せられてのんびりできるわけないと返すと、白蘭はアルコバレーノであるリボーンに関心を示して「もっと話したいな」などと雲雀さんみたいなことを言いつつも、
「でも君達はもう逃げないとね」
と言ってメローネ基地はもうすぐ超炎リング転送システム――所謂リングの炎を使ったテレポーテーションシステム――によって移動し、この場から消えるのだと説明します。
言うだけ言って白蘭が消えた後には凄まじい光がツナ達を襲いました。
殆んどの者が状況を把握しきれずにどうすればいいかと混乱している中、正一は「大丈夫だ!!何かにつかまれ!!」と周りに告げます。
タイムウォッチのようなものを手にした正一が心の中で、
(時間だ…来てくれよ…!!)
と祈るなか、とうとう光がすべてを覆い、カッと地上に飛び出していきました。
凄まじい衝撃の後、残されたのはツナ達がいる白くて丸い装置のある場所のみ…ツナ達のすぐ傍の空間からごっそりとメローネ基地のあった場所が消えています。
何故自分達だけ残れたのだろうと言うツナの疑問に正一が返した答えは「彼が晴のボンゴレリングと共に来たからさ」

「極限にここはどこだー!!?」

そう、了平氏の寝ていたベッドの上で叫ぶのは十年前の了平。
了平が過去から来て7つのボンゴレリングが揃ったことによって結界ができてここにいた人間と装置は守られたというのです。
十年前の了平との再会に喜びあうものの、了平と晴のボンゴレリングの存在はプラスであるがこの戦力差でこの先どう戦っていけばよいかと悩んでしまいます。
そんなボンゴレの面々に、しかし、正一はいいます。「いいや、できるさ!!」と。
そのために君達は苦難を乗りこえてきた、成長した君達なら奴らと渡りあえる、と言い装置に近づいていくと、これくらいの脅威は想定していたんだと装置のあるスイッチを押します。

「今こそ託そう―――この時代のボンゴレのボスから君達へと預かった力を、心して受け取ってくれ!!

装置の中心が開きそこから飛び出してきたものは…ボンゴレのエンブレムが刻まれた七種の匣。
嵐、霧、晴、雨、雲、雷、そして大空!!


…〜〜〜〜っっ!!、っ!!!!(うずくまって床をバンバンバンっと叩く/言葉もないらしい)
この時代のボンゴレのボスからボンゴレリングの守護者達へと託された、新たなる力!!
この時代のボンゴレのボスから!!!(超重要)
マグマの人とかいろいろ全部吹っ飛んだ!
ツナの匣はいつになったら手にはいるのかなぁ〜と楽しみにしてましたが、まさか、まさか!未来のボスツナ自身から、とは!!!

ぎゃあぁぁあ〜っなんだこれっ!ありがとうございますーーっ!\(≧∀≦)/

てかさ、正ちゃんに預けているのはまぁ作戦の流れ的に当然として、
思い出されるのは、修行中の雲雀氏の言葉。
あれです、球針態から脱出したツナが雲雀氏の匣をすりとってハリネズミを開匣したのひばつな初修行中のことです!
具体的に言うならばコミックス18巻収録の標的159です。(コミックスを持っていらっしゃる方はあの哀愁漂う着流し雲雀氏が表紙の18巻をお手元にご用意ください!…さぁ!準備万端!パラパラパラ…ハイ、ここ!立ち去る雲雀氏の背中のコマ!)

「悲観することはないよ。大空専用の匣も存在するらしい」

大空専用の匣も存在するらしい―――さも聞いた話だから僕はしらないけどね的に“らしい”とか言ってましたが、雲雀氏は計画者側の1人だったんですから当然このボンゴレの匣の存在も知っていたはずです。
この時はこんな風に言って、でも本当は全部知ってて、計画上この時点では修行をつける以外何も打ち明けたりできないんだけど、それでもさりげな〜く、教えてくれていたわけですよ!
こうして、この時代のボスツナがみんなに匣を残していた事実が発覚した今、もう一度あの時の雲雀氏のことを振り返ってみれば…
あの言葉は「君なら必ず入江正一のもとへ辿り着き、この時代の沢田綱吉が託した匣を受け取ることができると信じているよ」という雲雀氏なりのメッセージだっだんじゃない!?
と思わずにいられません!
むはー!たまらん!雲雀さんからツナへの見えない信頼たまらん!(*´∀`*)
しかもなんかツナの大空の匣だけリングを差し込む口の部分が皆と違うし!
…XANXUSさんの匣もこんなふうではなかったから、大空の匣がみんなこうなわけではなく、これはこの匣だけの特別仕様なわけてすよね!
他の6属性の色っぽい石?がついてる…ってことはもしかして、
この匣一つで大空属性の他の属性の性質もあわせ持ってて、大空の調和の性質をつかっていろんな組み合わせの効果を発揮したり、
はたまた某有名マンガさながらに「オラにみんなの元気を分けてくれ!」と守護者の6つの炎を借りてパワーアップしたり、
…は!それとも案外、攻撃型ではなく了平氏の漢我流みたいに補助型の能力の匣兵器で、守護者のサポートとしてタッグで戦う技とかそんな能力があったりするんでしょうか!?
そしたら是非ともサザンクロスのカードみたいに雲雀さんと共闘したらいいよ!小動物大好き雲雀さんだから、きっと動物と一緒なら群れるのも許可してくれるよ!
まぁほんとはツナなら無条件で一緒に戦ってもいいとおもってると思いますけど!
もしくは1人おちびさんで戦えないランボさんと組んで「ランボ、お前は絶対にオレが守りぬくから、お前の力をオレに託してくれ…頼りにしてるよ」とか言ってランボさんの匣の力をツナが引き出してあげるとかね!

…まぁそんな妄言は実現しないとは思いますが。
暴走気味の妄想予想は置いておくとしても、実際5歳ランボさんでどうやって戦えと?
まさか正ちゃんの力で過去どころか未来から20年後ランボを呼んじゃうんでしょうか…??


ふぅ…。さて、ちょっと落ち着いてきたところでもう少し冷静に振り返って感想を。

→チョイス
どんなゲームだろう?なんとなくボードゲームの類いっぽい気がします(もやしっこの正ちゃん的に)

→「のんびりできるわけねーだろ?」
このリボ様のお言葉でやはり今後の十日間は修行のターンになりそうです…ね…(ツナ達の身体的な意味でと私の読者の心理的な意味での)癒しのターンはないんですか… orz

→リボーンに対する白蘭の反応
これはまだ白蘭の手中にない2つのおしゃぶりの内の1つはリボーンの黄のおしゃぶりってことでしょうか。それとも普通にアルコバレーノだからかな。

→テレポと結界
ほんとにもうなんでもありですねリングの力は。でもとりあえずまずはメローネ基地の上に位置する土地の住民に謝るべきだと思います。
この時代は一般人に迷惑かけすぎですよ!(…は!いま気が付いたけど、これで並盛町を壊されたと怒った雲雀さんが「どの時代だろうと僕の街で好き勝手する輩は気に入らないな…咬み殺す!」とボンゴレで戦ってくれる…とか!?)
どこに飛ばされたのか知りませんが、結界で守られたツナ達であれだけの衝撃があったのにテレポした方の人々は無事なんでしょうか?
…そーいやこのテレポのせいでγ達ブラックスペルと共闘フラグはなくなってしまったのかな。それは惜しいですね。

→さようなら了平氏、いらっしゃい中坊了平。
雲雀氏の入れ替わりの時から薄々出てた伏線、入れ替わり時間の細かい指定は、やっぱりできる見たいですね。
ただし事前指定っぽい上に失敗する可能性もあるようですが。
過去の了平さんが既に微妙にぼろぼろな理由はなんだろう?…雲雀さんと同じく過去の時代で既に覚悟の修行済みなのか…?

→「お前達“も”行方不明で〜」
この“も”にかかるのは明らかに京子ちゃんですよね…了平兄さんきっとこれまでずっと京子ちゃんの安否を心配して必死で捜してたんじゃないでしょうか。
本当に向こうでは一体何日くらい行方不明扱いされてるんだろう…
普段ごまかしてくれてるリボーンが不在の状態でママン達へのフォローとかされてないんじゃね?と大層心配です。

→スパナの存在へのツッコミ
やっと入りましたね獄寺くんから…しかし次の瞬間にはリボーンの鶴の一声で終了。(笑)

→揃った守護者
その半分が事情知らずの上、1人はもとから戦力外の5歳児なんですけど。
しかもその全員が(各々の性格上)説明したところで理解できないかそもそも話を聞いてくれないかだと思われる面子…
…真面目な話これを十日でどうするの?と心配してしまいます。



>>REBORN!カラー扉

お久しぶりです!なバジルくん。相も変わらず可愛らしいですね!
ツナ様は言うまでもなく。←

しかし何故に突然なんの前触れもなくバジルくん…?…しかも十年前…だというのに何故か門外顧問チームの匣っぽいの腰からぶら下げてるし…??
同じくツナが腰からぶら下げてる匣はオレンジ色で、これ大空専用匣ですね!(実ははじめこの匣に気付いてなくて本編を読み終わってから改めて気が付きました)
話を戻してバジルくん。
…まさか彼まで過去と未来が入れ替わる伏線!?…とか思いつつ、
しかしツナの服装も制服のズボンとカーディガンっぽい?のに、Xグローブはver.VRだしヘッドホン着けてるし…
これは別に伏線でもなんでもなく単にカラー絵だからのサービスだと思っていいのかな?(・ω・)


>>バレンタイン袋綴じ袋綴じなのでネタバレ反転

ヒロインズかわいいよ!かわいい!
クロームちゃんの眼帯がハート型だったり、ハルのヘアピンもさりげなくハートだったりポニーを下げてたりと普段との違いが女の子らしくていいですねぇ(*´ω`*)
しかし京子ちゃんはミニスカにもほどがあります。デンジャラスだ。ひとりだけ露出の高いクローム嬢といい、健全なる男児読者へのサービスですか袋綴じだからってまったくもう!
そうでなくとも普段からへそ出しだというのに2月にあんなに肌出してクロームちゃんがお風邪を引いたりしないか心配ですよ!骸さんたらちゃんとして止めてくださいお父さんとして(←誰がお父さんだ)
それとも骸さんの趣味か。(クロームの改造制服だって骸さんが用意したんだろうしな)…なんと!むむむ!(`∧´#){コノー!ナッポー!変態!)

→「ツナと骸のバレンタイン」
このタイトルだけだとちょっと別の想像をするよね
チョコ好きの骸さんでも素直に喜べないクロームちゃんのプレゼント法…いつでもつながってるのにどこかずれてる霧コンビかわいいいよ!
久々登場の骸さんの扱いがこんなちっさい糸目顔とかどうなんだろうとおもいつつクロームちゃんがかわいいからすべて許されますね!
ツナサイドは…まあ、お約束(苦笑)
逃げるつっくんがかわいい。


袋綴じのネタでちょっと派生小話にしてみました。ツナ視点ほのぼのギャグ。(これが今年の我が家のVD話ってことでここはひとつ!