おまけ:不協和音のような僕ら
「…君のせいでスケジュールが狂うかと思ったよ、骸。」
 その子が使える子で良かったね。

クロームを指して笑うその言外に自分は使えない、と言われた骸がぴくりと身を揺する。

「…うちのクロームを褒めていただけるとは光栄ですね、小鳥。」
「別に褒めてないけど。ていうか、なに?君、センスだけじゃなく目も悪かったの?」
「いえいえ、どちらも極めて正常ですよ。目が悪いのはそちらではないですか?
 鳥目は大変ですよねぇ、夜道はお気をつけてくださいね?」
「ワォ、稲妻分け目のどこがまともなの――このパイナップル」
「パイナップルじゃありません、失礼ですよ――アヒルの分際で。」
「僕のどこが鳥類だって?本当に目が可笑しいね、眼科にでもいけば。…あぁ、植物じゃそもそも目なんかないか。」
「クフ。どこまでも不快な方ですね、ヒバリ」
「そっちこそ。」

互いに睨み合う。
先に動いたのは雲雀だった。

「だいたい、人のことを小鳥だアヒルだいうけど、」


――――今はおまえこそ鳥類だろ。


だってフクロウだもん。(byリボーン)

え、そんなオチ?←書いたのお前だ。

実はムクロウ登場時から書きたかったやりとり。「小鳥くん」「君こそ鳥類でしょ」
暗雲背負って睨み合う20代男性と鳥類。しかも子供のような罵りあい。
端から見たらどーなのよ、っていう。(誰か突っ込んであげて!ツっ君、カモーンっ)