そうそう、ハル。ツナの学校に行ってみたらどう?ツナの学校生活とか聞けるんじゃない?
ツナさんの学校生活!それは気になりますっ…よしっ並中へレッツゴーです〜!

同級生兼ボス候補仲間?の証言


あんらー!!キミ沢田ちゃんの彼女の子だよね〜!!道のど真ん中でバッタリなんて奇遇奇遇!
どもども〜!ロンロンロンシャンどぇ〜す!ピースピース!

なになに〜、沢田ちゃんのこと〜?沢田ちゃんはマイソウルフレンド!てゆーかマフィ友?
なんてったってオレと沢田ちゃんはマフィアのボス候補でおそろいなわけよ。おそろおそろ!イエーイ☆
クラスだって一緒だしネ!…えーーっ?沢田ちゃんの学校生活が知りたいの?
っかーーー!まかせてまかせてっ、オレってば学級委員だかんね!なんでも教えちゃうよ!

でも沢田ちゃんてば結構ワル!サボり魔なのよ!最近あんま学校こないから会わないつーか?会えても沢田ちゃんてば、ジョーダン通じないってゆーか?
ボンゴレジョークはつまんないつまんない!ノってくんないしすーぐ叫ぶのよ!怒りっぽいのかね。もしかしてカルシウム足んないのかな?!
あれあれ、ヤツアタリってやつ!でも沢田ちゃんだから全然オッケーオッケー!!だって友達だもんねオレ等。マフィ友だから気も合うわけよオレ等。

あっ!そうそう、そーだった!実はこれからオレ彼女とデートなのよー。だからまったね〜!


←BACK / NEXT→「さっきはごめん」と謝るところ





















はひ〜、相変わらず台風みたいな方でした…
――え〜と、今度こそ並中到着です!まずはどこに行きましょうか…ハルが知ってる場所ってあんまりないんですよね…前に行ったことのある応接室とか…ですかね?

並盛中学風紀委員副委員長の証言


…む、なんだ君は?他校生が校内を勝手に彷徨かれては困るぞ!
何?委員長に聞きたいことがあると…悪いが委員長は現在見回りに出かけている最中だ。
……仕方がない。俺で代わりに答えられることなら答えてやるから、用件が済んだら出ていくんだぞ。

ツナさん?…2Aの沢田綱吉のことか。
彼は1年のころから校内でも有名で(…ただし悪い方に、だが。)遅刻と早退の常習犯だった生徒だな。
それと、何故か頻繁に妙な騒動を起こすため風紀でも要注意人物としているひとりだ(…まあ、委員長が気にかけているから、でもあるんだがな。)

……そういえばよく謝っている姿を見かけるな…なんでもかんでも謝っていては、腰が低い、と言わざるをえないが…自分の非を素直に認められるという点は良い資質だと思うぞ。
特に最近の若者はそういう礼節というものが欠けている者が多いからな。

さぁ、これで用件は終わったのか?…他に用は無いな?
気が済んだなら、早く立ち去りなさい。部外者が並盛にいることが委員長に知れたら身の安全は保証しかねる。


←BACK / NEXT→精一杯返そうとするところ





















あ〜…追い出されちゃいました。ツナさんの教室にも行ってみたかったんですけど…これからどーしましょう――あれ?あそこにいるのは黒曜のツナさんのご友人の方達じゃないですか。
折角ですからあのひと達にもお話を伺ってみましょう!

隣町の中学生兼霧の守護者の証言


あ…。貴女、ボスの…。……ボスのおはなし?
……。…犬…、

――――はぁああっ?!なんでオレにふるんだっつの!こっち見んなブスッ…、たくっ知るかあんな甘いヤツなんかっ!

……ボスはやさしいひと…だって。…千種は…?

――――オイッなに勝手に言ってんだよっ!?んなこと一言もいってねーびょんっ
――――犬、うるさい…ボンゴレは変わってる。…怯えるくせに自分から来る………めんどい。

…敵だったのに、一生懸命に気を使ってくれて…どうしてそんなふうにしてくれるのかって、不思議…って。
…でもその気持ちが嘘じゃないってわかるから…余計に戸惑うの…

…………私は。ボスは、あったかい…と思う。
…初めて会ったとき…信じてくれて、頼む、て言ってくれた。ほとんど知らない相手なのに、助けてくれたし心配してくれた…
守護者だから、役目をするのはあたりまえ……でもボスは、私に…ありがとうって。
いつも精一杯…まっすぐ。

――――あ〜〜〜っ!あんなのの話続けてたらカユくなるっ もーいくびょんっ!柿ピー!

あ…犬、待って。………、じゃぁ、さようなら。


←BACK / NEXT→手がいつも冷たいところ





















おっハルだもんね!ハル〜っ遊べ〜〜っ!
…、え、あ!ランボちゃん?!こんにちはです〜!…え〜とですね、ランボちゃんも一緒にツナさんのお話をしませんか?

お子さまヒットマン兼雷の守護者の証言


んあ??ツナぁ?うん、いーよ。
ガハハっ!!!ハル、知ってる?ツナはねぇ、ランボさんのケライなんだもんね!そんでぇ、あとはね〜んっとね〜…あ!ママンの子どもなんだもんね!
ママンはねぇ〜、ツナのママンで、いっつもランボさんにおいしいごはんとかおやつをくれるんだぞ!
ど〜じゃ〜!まっいたかぁ〜?!ランボ様と呼べーー!!あめ玉ももらってやるぞ〜〜♪

…んーと(もぐもぐ)、ツナはぁ…手がつめたいんだもんね(んむんむ)。
んとねぇ…オレっちがね、ひとりで居ると、ツナが迎えに来てくれるんだよ。…あっ、ラ、ランボさんはガマンの子だから、別に泣いたりなんかしないんだからなっ!?
そ、そんで、ランボさんはヘーキだけどツナが「どーしても」っていうから仕方なく手ぇつないで帰ってやるんだっ。
ツナは、いっつもオレっちの手があったかいって言うけどホントはツナの手がつめたいんだもんね!だからしょーがないからね、ランボさんがぎゅってしてあっためてやるんだよ!

――あっ!ママンだ〜!買い物してきたんだもんね?ランボさんのブドウもかったか?ペロペロキャンディも?
ヤッタもんね〜!ランボさんもいっしょに帰る〜!
んじゃ〜ね〜!ばいぶー!


(でもね、あのね。ホントはオレっち知っているよ。…手が冷たい人は心があったかいんだってこと!)



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