んじゃ、オレこのあと部活あっから。また今度なのなー!
はひ!山本さんありがとうございました!!

弟分兼星の王子様の証言


あれー?!ハル姉だぁ!何してるの〜?
へ〜!ツナ兄のことをみんなに聞いてまわってるんだ〜。
はーいっ!ボクにもお手伝いさせて!ボク、ツナ兄のランキングいっぱい持ってるからお姉たちの役にたてると思うよ!!

えっとね〜、ツナ兄のランキングは…例えば『頼まれたら断れないランキング』とか『野望のないボスランキング』とかではダントツで1位だよ!
あとは『ツッコミの鋭さランキング』でもツナ兄に勝る人はそうそういないね。

それにね、ツナ兄のスゴいところはボクのランキングを覆しちゃったことなんだよ!!あのときの感動は一生忘れられないよ〜っ!

ツナ兄は照れ屋さんだからいつも自分のことそんなスゴいやつじゃないよって言うけど、ボクちゃんとツナ兄のスゴいところ知ってるんだ。
いつもいっしょに遊んでくれるし危ないときにはちゃんと守ってくれるしね、ツナ兄はランボがわがまま言っても「しょーがないな」って笑いながら許してあげるし、たまにイーピンがオシャレしてたらちゃんと気づいて「かわいいね」って誉めてあげるし。
ランボ達と遊んでるボクの頭を撫でて「チビ達の面倒見てくれてサンキュー」って「えらいなフゥ太!」って言ってくれるんだ!
そーゆーツナ兄のやさしいところ、ボクだいすき!
ツナ兄に言ったら照れて「そんなことない」って否定するかもしれないけどね、ふふっ!

あっ!そーいえば、はじめて会った頃にとったランキングではツナ兄の戦闘ランキングは最下位だったけど、今はどーなってるのかな?
う〜ん気になったらとまらないよ〜っ!ボクいまからツナ兄のところに行ってランキングしてくるっ!
じゃっまたね、ハル姉〜!


←BACK / NEXT→背中を向けられるのが苦手なところ






















…ん?ありゃぁフゥ太じゃねーか。あんなに急いでどこにいくんだ?
それにこっちにゃハルまで!!久しぶりだな!何してるんだ?

同盟ファミリーボス兼兄貴分の証言


俺はツナん家に向かってたんだけど…ははっロマーリオたちとはぐれちまってなぁ。
…おぉ、ツナん家まで案内してくれるって?サンキュー!
いや〜!こんなかわいくて優しいガールフレンドがいるなんて、うちの弟分は幸せもんだな!
いやホント!お世辞じゃねーって!…え?ツナの話?よーし、じゃあツナの家につくまでの間ちょっと話してやるか!

ツナのやつは俺が前にカテキョーして貰ってたリボーンの今の生徒で…つまり俺にとってはかわいい弟分ってわけなんだが、アイツは昔の俺によく似ててな〜。ついつい構いたくなるんだよな〜!

まだちょっと自信が足りないと思うけど、いいボスに成長してきてると思うぜ!
…ここだけの話だけど、ツナはちょっと他人に背を向けられるのが苦手なんだよ。
自分に自信を持てないせいか…いつか自分に失望して去っていかれちまうんじゃないか――って不安なんだろうな。
…その気持ち、俺にも少し解るけどな。自分はちゃんとファミリーの信頼に応えられてるのか、って悩む時もボスにはあるもんだ。
でも俺にもツナにも、信じてついてきてくれる、支えてくれる奴らがいるから、だから大丈夫なのさ。それがファミリーってもんだからな。

ま!俺はアイツなら絶対に立派なボスになるって信じてるぜ!!
…おっ、もうツナん家着いたのか。案外近かったな。
あっ、ロマーリオ!おまえらどこいってたんだ、迷子になるなよな〜…て、なっ!“迷子はそっちだろ”って!誰がだっ!!ったく、おまえらな〜!


←BACK / NEXT→爪先立ちで無理してるところ





















なんだかお家の前が賑やかね。お客さまかしら?…あらあら!
ディーノ君、ハルちゃん。いらっしゃい、よく来たわね〜。

沢田家の女主人兼母親の証言


あら!ハルちゃん、ツっ君について聞いて回ってるの?まぁ素敵だわ〜!
ぜひ、わたしにもお手伝いさせてちょうだい。

そうねぇ…リボーン君が家庭教師に来てくれてから、お友達もたくさん出来たし前よりも明るくなったし母さんとっても嬉しいわ。
それに最近じゃお父さんにまで似てきて、ツっ君たらとってもかっこよくなってきたと思うのよ〜!

ふふふ、でもね。やっぱりまだまだ子供なかわいいところもあるのよ?

この間のことなんだけどね、ツナったら棚の上のお菓子を――あぁ、いま家には小さい子がいるから、食べ過ぎないように予備のおやつを高いところに隠して置いているの。
それでね。ツっ君、イーピンちゃんにそのお菓子をとってあげようとしてたんだけどね…、
ちょーっとツナにも高いところにあったみたいで…台をつかえば簡単に取れるんだけど…やっぱりツっ君だって男の子だものね〜。
無理して台を使わずに取ろうって爪先立ちで一生懸命になってたのよ。

…まぁ、結局無理にひっぱったせいで他のものごとツナの上に落ちてきちゃって、その勢いでツナもバランスを崩してうしろに倒れちゃったわけなんだけど。

ツナったら真っ赤な顔をしてあわてちゃって。ふふっ おかしいでしょう?


←BACK / NEXT→「目の中にゴミが」なんて言うところ





















あらあら、もうこんな時間!そろそろ買い物に行かなくっちゃ!…ハルちゃん達はゆっくりしていってね?
ビアンキちゃーん、お留守番よろしくお願いするわ〜。

家庭教師の愛人兼友人の姉の証言


任せておきなさい、ママン。ハル、おやつでも食べる?…跳ね馬は用がないなら立ち去りなさい。

ツナについて聞いて回ってるのですってね、…偉いわハル!愛する人のためのその努力、すばらしいわ。可愛い妹分のために私も協力してあげる。

ツナはまだまだしょーもないお子さまよ。リボーンの魅力には到底追いつかないわね、当たり前だけど。
勉強もだめ運動もだめのダメツナ、その上諦め癖がついてる根性なし…あら、イイトコ無しね。
おまけにすぐ泣く泣き虫でもあるわね。
でもまぁ…ツナだってあれで年頃の男の子だもの、多少は格好つけたい時もあるし、なけなしのプライドもあるのね。

(特にハルや京子の前ではカッコ悪いとこなんて見せられないものねぇ…でも、涙を「目にゴミが入っただけ」なんて、あれで誤魔化してるつもりなんだから、やっぱりガキよね)

最近じゃあの子なりに頑張ってるとは思うけれど、でももっと…少なくとも、リボーンに面倒をかけない程度には成長してほしいところね。
…私としてはまだいまいち愛のための努力が足りないと思うのだけれど。早くリボーンを解放するためにもツナには愛の修行が必要かしら…?


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