標的243 「バトルスタート!」
バトルを始める前に公平にジャッジをする審判を紹介すると言って現れたのは、かつて正一の傍らに常に控えていた2人。
正一の話ではいつの間にかミルフィオーレにいたという彼女達に、リボーンはおまえたちは一体何者なのかと尋ねますが、彼女達は『ミルフィオーレチェルベッロ機関』それ以外の何者でもない、とそれ以上は答えません。
ミルフィオーレのチェルベッロとはどういうことかさらに意味が分からなくなって戸惑うツナ、どのみち敵の息がかかってる審判じゃないかと反論する獄寺。
しかし白蘭は「この娘達は公平だよ。それがとりえなんだから」といい、それよりもズルをしているのはそちらのほうではないかと言ってきます。
言われていることの意味が解らないツナに、桔梗がわずかに0.1%だがボンゴレの基地ユニットから人の気配を感じると指摘します。その言葉に舌打ちとともに基地から出てきたのはスクアーロでした。
続いて白蘭はここにはノン・トゥリニセッテはないから本体が基地ユニットから出てきても大丈夫だと、立体映像のリボーンに出てくるように促します。

ニッと笑い合うリボーンと白蘭。この2人、気が利くなと笑いあってるのにこわいです(苦笑)
スクアーロは暗殺部隊として隠れて暗躍ってある意味本領発揮なのかもしれないのに、カテキョとして見に来たいいわけしてるみたいに聞こえるから不思議(笑)
「なんだよ!来てたのかよ!」→「バカいうなカスガキがぁ!!」→「ハハハッ」の会話の流れがそう思わせるのかな…山本マジック?!


さて、ここからバトル進行役はチェルベッロに移り、参加戦士は基地ユニットに、それ以外はフィールド内に用意したそれぞれの観覧席に移動するようにとの指示がでます。
参加戦士が入った基地ユニットはフィールド内のランダムな位置に転送され、フィールド各所に設置されたカメラの映像と審判及び味方の音声のみが観覧席には伝えられる。また、観覧席側から参加者への通信は禁止、観覧席への攻撃は反則負けとなると説明すると、チェルベッロは3分後に開始すると告げて説明を終えます。

フィールド内のどこか、ビルの間の道路に転送されたボンゴレ基地。バトル開始前の基地内では、スーツに着替えた山本がネクタイの結び方を獄寺から教わっていました。
ネクタイの結び方くらい覚えろと怒る獄寺に、普段スーツなんて着ないから仕方がないと笑う山本。また、不機嫌な獄寺の言葉にツナは怯えつつ自分も結べなかったんだけど…と呟きます。
一方、スパナと正一は戦いに備えて送られてきたマップから現在地を確認中。
スパナと会話しつつも辛そうな正一の様子を心配するツナでしたが、正一は心配ないと返し、それよりも基地の感想を尋ね返します。
ツナが立派な基地だと答えようとしたとき、しかしそれをさえぎるように時間を告げるアナウンスが流れるのでした。

審判のバトルスタートの言葉を聞き、高層ビルの壁に張りつくような形でつきでたミルフィオーレ基地ではさっそく行動を開始していました。
外から見える位置に一人椅子に座ったデイジーと彼を囲むように外をみる残りの三人。
明るい所でじっとしているのは落ち着かないと言うデイジーに、桔梗は「デイジーは我々が守るべき“キング”なのですからそこでのんびり待っていればいいのですよ」と笑うと、レーダーでとらえた正一のターゲット・マーカーの位置を元にボンゴレ基地へ襲撃するためにデイジー一人を残して飛び出して行くのでした。

その頃、ボンゴレ基地では。いまや恒例となった円陣をツナたち。
気合いが入ると笑う山本と彼とは反対に「ひさびさに凹むぜ」と顔をおおい呟く獄寺、その隣ではスパナが「これは日本独特ではないよな」とツナに確認しつつ残念そうです。
敵の位置は互いに炎レーダーでしか把握できないため、自分とスパナは基地でデータを分析・指示を出すから、ツナ達には獄寺がディフェンスツナと山本がオフェンスで攻守にわかれて戦う作戦がいいと思うと言う正一。
またもや獄寺は十代目を差し置いて勝手に指示するなと反発しますが、ツナにそれがいいんじゃないか正一の作戦にOKを出されて、「…じゅっ十代目がそうおっしゃるなら…」と聞き分けます。


なんというか最近の獄寺くんの正ちゃんへの反発心はすばらしいくらいですね。どうしたんだいごっくんよ(笑)
あれですか、この時代のツナが右腕たる自分にも秘密にしていた計画を一緒に行っていた相手だからですか。ついこの間まで敵だったはずなのに敬愛する十代目が「入江君」なんて読んで信頼しているからですか。なんか自分よりツナと仲良さそうだからですか。つまるところじぇらしーですか?(笑)
あきそらは正ちゃんが仲間入りしてから獄寺くんの頭脳派という大事なポジションが危ういと思っておりますが本人もその危機感をもっているんでしょうかね?

あとネクタイの件。もっさんに思わずおまえらの制服ブレザーだろぉおお!!とツッコミましたが、そーいや、このひとネクタイ着けてたことないですね。
ハッ!!むしろ並盛組でちゃんとネクタイ着けてるのってツナと雲雀さんだけ?!Σ( ̄Д ̄ )
でもそーすると制服のネクタイ着けてるのに結べなかったツナは…(笑)
つまりちゃんとネクタイ着けてるのに結び方を覚えてないツっ君のダメっぷりが大層かわいらしい萌えポイントだという結論ですね(´ー`*)←ちがうよ


それぞれ配置につくツナたち。オペレーションルームらしき部屋のモニター前に座りヘッドホンを装着した正一とスパナの指示に従いバイクに跨がり発進します。
基地から飛び出した三機の姿に京子とハルはイメージしていた戦いと違うとびっくりした様子。また、機体の静かさに感心するディーノにジャンニーニは、音だけでなく炎の反応も金属反応もしない、つまり敵のレーダーには絶対に映らない忍者のようなステルスマシンなのだと自身が発明したサイレンサーの性能を自慢気に解説します。

基地では正一のターゲット・マーカーの炎の成分を分析し、囮を用意していました。プロペラつきの囮の炎を複数飛ばすことで敵を撹乱しようとする作戦のようです。
ターゲット・マーカーの反応を元に動いていた桔梗達は突然複数に増え散ったマーカーの反応に囮と察しつつ、各個撃破のため3方向に散っていきます。
ミルフィオーレの動きをレーダーで確認した正一は、予想通りの敵の行動に、ツナたちへと指示を開始。
獄寺を待機させ、山本には位置を指定し迎撃パターンBを指示、最後にツナには速度を維持して前進するようにいい、モニターに映るツナと敵の位置と動き示すレーダーの情報を見ながら次々と指示を出していきます。
まるで現場の映像が見えているかのようなその的確な指揮っぷりに、「伊達にメローネ基地の指揮官だったわけじゃないな」とバジルとディーノは感心するのでした。

レーダーの反応を元に移動中、前方のビルの影にひそむ人影を見つけたトリカブト。
すぐさま掌に仕込んだマーレリングから霧属性の炎をビームのように打ち出し攻撃します。
直撃したかにみえた攻撃、しかしそれは正一の指示でツナが用意していたダミー!
ベシャシャと破裂し散った影に訝しるトリカブト。次の瞬間レーダーがとらえた新しい炎反応に桔梗が「トリカブト、後ろです!!」と忠告しますが、時すでに遅し。
トリカブトの背後には、既に攻撃体勢で「おそい」と呟くツナの姿がありました!