標的236 「ボイコット」
それぞれの修行の説明を終えたディーノは、最後に「バジルは自分の修行をしながらみんなのサポートをしてくれるからな」とバジルについて触れて話を終わらせます。
さて、修行場所は各自で選ぶように言われた面々。
ツナに任せられたという(思い込みによる)使命感で燃え上がる未来の右腕・獄寺は、了平とランボにノートと鉛筆を持って図書室へ来るように告げます。
そして、そんな知性や論理的とは限りなくかけ離れたところにいる2人に対して論理指導からはじめようとする獄寺の様子に、大変そうだと苦笑するしかないツナと山本。
1人で修行のツナや待機の山本は自主練のため、そしてクロームもビアンキに連れられて…それぞれ皆トレーニングルームを去っていきます。
そして誰もいなくなったトレーニングルーム――の一角に置かれていたバイクの影になっている壁――から京子とハルが現れます!
唐草模様の手拭いを鼻の下で結んだ頬っ被りスタイルで壁と同色の布の裏に忍者のように隠れて息を潜めていたらしい2人は、自分達にだけ隠し事をしているツナ達を出し抜こうと考えているようでした。
しかし、話を盗み聞いたはいいものの2人には内容の殆んどは理解できなかったようで、ディーノの言っていることの3分の1ぐらいしかわかならかったと互いに顔を見合わせるのでした。
あれだけマフィア(予定含む)が揃ってて気付かれないとか、
随分有能な“くのいち”ですね貴女達!(笑)
……格好はヒロインにあるまじきこそ泥スタイルだけども(爆笑)
どうせなら発見されてツナに突っ込まれて欲しかったなあ…!
てか、何故ツナや山本はあれほど近くを通りすぎながら壁際に違和感とかなかったのですか…、むしろディーノさんやビアンキをはじめとするその道のプロフェッショナルの方々…同じ空間にいて気配を感じるとかすら一切なし?もし真実そうならマフィア会の未来は白蘭が居なくとも暗いと思います
…うん、いやいや本当は大人達は彼女達の存在に気付いていたけど敢えて何もしなかったのですよね、きっと多分おそらくは。(そうじゃなかったら以下略
さて一方、別室に移動したツナ。ひとりきりの修行の始まりです。
ボンゴレ匣を開匣しようとししますが、やはり昨晩の出来事もあり、またあの怪物が出てきてしまうのではないかと不安にかられます。
リングに炎を灯せば前回同様、ボンゴレ匣は開匣する前から勝手に動き始めます。
そんな匣にツナが言い聞かせるように「いいか、今度暴れたらオレも全力で叩きつぶすぞ!」と言うと動きを止めるボンゴレ匣。
その反応に言葉が通じたのかとツナが思ったのも束の間、ボンゴレ匣は怒ったように、匣を持つツナの手から飛び出してしまいそうなほど激しく揺れ暴れ始めます。
前以上に凶暴になっているように思えるその反応に一体どうすればよいのかと青ざめるツナなのでした…
場所は移り、図書室にて。
リングに炎を灯し漢我流の匣を開匣する了平。現れた傷だらけのカンガルーにちょっとドキドキしながら命令をしてみます。
「あ…あいつを蹴ってみろ」
戸惑うこともなく素直に指示に従い了平の指さした先――獄寺に見事なキックをお見舞いします。
初めての開匣でありながら言うことを聞いたことに喜ぶ了平。我流と仲良く肩を組んでさっそく次はボンゴレ匣を開匣しようと意気込みます。
そんな了平に怒るのは当然、実験台にされた獄寺です。しかしそこにリボーンが現れ、一発で炎を灯し開匣したことを褒めます。
さらに「匣兵器がなついているのも感心だよな」と獄寺に同意を求め、しかし獄寺はまずは理論を学ばなければと反論しようとして…突如飛びかかってきた瓜に顔面を引っ掻かれてしまうのでした。
そんな獄寺に、面白がったランボが乱入。瓜を引き剥がそうと隙だらけだった獄寺はまともに一撃を食らってしまいます。
怒りのままにランボに反撃するも、子供への暴力は駄目だと了平に羽交い締めされ止められる獄寺ですが、生徒のはずの2人に無意味にボコられて許せるようなら獄寺ではありません!(笑)
「るせっ てめーら生徒失格だ!!」
獄寺がそう怒鳴る一方で、獄寺から受けた一撃にランボは泣き出し、ボンゴレリングからその小さな身の長の何倍もある雷属性の死ぬ気の炎を放出しはじめます!
「あのバガ!!獄寺のバガ!! 死(ち)ね!!バカ者共がぁ!!」
そのまま泣きながら炎をボンゴレ匣に注入し、なんと見事に開匣!
そして現れたのは、中央に稲妻の描かれたボンゴレの紋章を額につけた、立派な角と巨大な黒き体躯の闘牛。
頭上にちょこんと乗って泣き叫ぶランボの言葉にギロリと獄寺達を睨み付け歩を進めます。
「まさか…突進してくるんじゃねーだろうな…」
焦る獄寺達が身構えた次の瞬間――――
バチッ
(消え…)
避ける隙さえ与えられずに図書室内に盛大なスパークと叫び声とが放たれるのでした。
一番にボンゴレ匣開匣成功しちゃったランボさんにびっくり!Σ(°д °)先週の心配は杞憂でしたか(笑)
そうか…ちいさなランボさんの覚悟はかんしゃく泣きですか。
お馴染みの「が・ま・ん」ができずに泣いちゃうランボさんがこんなに大きな炎をリングに灯してしまえるとは…いつも本気の覚悟で泣いてたってことなんですねぇ(笑)
子どもだからこそ、いつだってその気持ちは嘘のない全力の気持ちってことなのかも知れませんね。(しかし…ムカつきで死ぬ気の炎を強くする雲雀さんって5歳のお子さまと同レベ…ごほんごほん。イエ、ナンデモナイデスヨ
ランボの匣アニマルが牛なのはまぁ予想通りというか…山本、ディーノさん、スクアーロなどと同じくここら辺は…ねえ?(苦笑)
とりあえずゴツくて強そうな牛は開匣できても今はまだまだランボ自身制御できてない強すぎる力なかんじですが…個人的にはその頭の上にちょこんと乗っかってるランボさんが可愛いので、それだけでいまはもう十分です!(おい!)
その後自分も一緒に黒焦げのボワーンとなっちゃってるのがまたかわいい!!
瓜と2人(匹?)して獄寺くんの肩にだらーんとひっかかってるのがまたいいですよね〜!
なんだかんだ言いつつ仲良しさん!嵐と雷は兄弟のようなものですから(*´v`*)
あと、ボンゴレ匣について。
ランボの匣兵器の目も円が3つ並んだような形だったので、ツナの匣兵器のも、あれは間違った開匣のせいとかではなくボンゴレ匣の標準みたいですねー。正しく開匣すればボンゴレ匣全員があの目とボンゴレファミリーのエンブレムのついた姿になるのかな?(7体揃ったらすごく格好良さそう!)
最後の謎の攻撃から予想をたてるに、雷のボンゴレ匣はその属性通り雷の如く、電光石火の一撃必殺タイプではないかと思います。(足のところに加速装置っぽいものもありますし)
高速移動で一気に距離をつめ、硬化により高められた攻撃力で即撃!…てかんじに勝負をつけられば長期戦には不向きな小さなランボでも戦えるという意図があるんじゃないですかね?
ツナの匣の方は、匣の中にいても言葉が分かるようなので、まずはやはり匣とコミュニケーションを試みるといいとおもいます。
修行中は仲良くなれるまでずっと匣に話しかけ続けて、大空のボンゴレ匣の正体はもういっそのこと他の6体が登場しきってからでいいんじゃないでしょうか…だってなんかやっぱり犬科ぽい気配がするので先伸ばし希望 orz
てかまあ、たとえ犬科が有力でも私は勝手にライオンだって信じてるからいいんですけどね!(やけっぱち)
このようにそれぞれ別々で始まったボンゴレ匣の修行ですが、休憩時間に顔を合わせると順調かどうかはだいたいわかるといいます。
ランボの開匣したボンゴレ匣の雷の炎によりボロボロの図書室組。
今開匣しても前回と同じことを繰り返すだけだろうと感じボンゴレ匣を開匣することができなかったツナ。
ボンゴレ匣で修行することすらできていない山本。
顔を合わせればそれぞれが浮かない表情で、初日はみな不調でした。…そして、こんな時に限って他の問題もやって来ます。
「あの…お話があるんですが」
廊下で話し込んでいたツナ達にそう声をかけてきたのはハルと京子。一歩後ろの壁にはビアンキもいます。
自分たちの不調を隠すように明るく返すツナに対し、ハルは単刀直入に、自分達にも今起きていることを詳しく教えてくれと切り出します。
隠してきたはずの“白蘭”“ミルフィオーレ”“マフィア”という単語まで出されてしまい、驚愕しながらもなんとかしらを切ろうとするも、ハルはごまかされない、一緒に生活している以上真実を知る権利はある、と主張します。
突然の主張にツナはビアンキが話してしまったのかと責めますが、これは彼女達自身が自分達の意志と力でつきとめたと言われてしまい、更には京子にまで「私達も一緒に戦いたいの!」とはっきり告げられて言葉をなくします。
まっすぐに見つめてきた2人の強い意志を感じるものの、それでも彼女達を危険な世界に巻き込みたくないツナは、自分達の戦いのことなんて知らなくていい!と判断。
もうすぐなにもかも終わって元の世界に帰れるから、信じてもう少し我慢してくれないか…そう返します。
視線を下ろしたまま、目を合わせようとせずに言ったツナの言葉に、京子とハルは一度黙り、そして、
「わかりました。では私達もそれなりの措置をとらせていただきます」
「へ?」
「ツナさん達が真実を話してくれるまで――」
「ハル達は家事をしませんし」「共同生活をボイコットします!!」
秘密反対!!情報の開示を!と書かれたプラカードを掲げての宣言。
ビアンキ、そしてクロームとイーピンも、ハルと京子側につくと言い、はからずもアジト内の男女で対立という形となってしまうのでした!
…って!つまり、女の子VS男の子展開だから扉は漢我流VS瓜だったんですね!(我流おんなのこ!)
最初に扉みたときは単純にアニマル対決にかわいすぎるぅぅぅ…!!と萌えてましたよ(笑)
しかし、いや〜来るべき時が来たかんじ…やっぱマンガで共同生活といったらこのイベントは必要ですよね!
王道ですよね!女の子が怒ったら家事放棄宣言(笑)
確か寝泊まりしてる階が男女で別のはずだから、食料持って立て籠ってみたりでもするんですかね?…それとも逆に男子を台所から締め出すのでしょうか…(苦笑)
大抵のマンガじゃ、男子だけじゃ家事が何もできなくて悲惨なことになって如何に彼女の存在が大事なのか実感して。
それで土下座で謝って許してもらうとかになるんですが……リボーンの場合はどうなるのかなぁ?マイ脳内ツっ君ならご飯くらいつくれちゃうから平気(それはあくまでも妄想ですから)
まあ家事云々は置いといて、情報開示については……実は個人的には「またツナの負担が…(ため息)」というかんじです。(´ヘ`)む〜
ハル達にしてみればたとえ守ってもらっているのだとしても、いや、守ってもらってるからこそ、やっぱり隠し事は嫌ですよねぇ。仲間外れにしないで!一緒に頑張らせて!って思うのもわかります。
ここまで巻き込まれてるし(更にはツナの傍にいる限り今後も巻き込まれていくだろうから)ハル達に全部事情をばらすのも…まぁアリな展開なのか?とも思うのですが、色々考えてなお巻き込みたくないと思うツナの気持ちを考えるとなぁ…
ぶっちゃけハルと京子ちゃんまでマフィアの世界に関わったら、ツナの心の最後の砦は失われますし。
いつも大事なことを相手の目をまっすぐに見て話すツナが、顔を上げられず無理に笑って告げた「もうすぐ」が痛々しくて…!!(´;ω;`)
ゴメン!京子ちゃん!ハル!私はつっくんにつくよ!←
でも女の子達の仲良しさとハルと京子ちゃん側につきつつもツナの意志も尊重してくれているビアンキはとてもすてきです〜。