標的231 「充電」

※注意:ディーノさん好き及びD18好きの方はちょっと閲覧注意報!
 人様の好みを否定する気は一切ありませんが…それでももし今回読んで不快になってもこの件に関しては苦情は受け付けません!
 自己判断でよろしくです<(_ _)>



右手に握り飯左手に牛乳を持って笑顔で食事中のバジル。彼の前には既に食べ尽くされた空の皿がたくさん…その食べっぷりにツナ達は感心してしまいます。
食べ終わったバジルはパンッと手を合わせて丁寧に「ごちそうさまでした」と告げるのでした。
そしてバジルは食事を用意してくれたハル達への感謝を述べた後、それにしても驚いたと告げます。
「本当にに並盛の地下にこんな立派なアジトができていたなんて!」
「! お前10年前から来たのにこのアジトのこと知ってんのか?」
獄寺が聞き返すと、バジルは全てはこれに記してあったと言い『助太刀の書』なるものを取り出します。
バジル曰く、ボンゴレの勅命である死炎印がついたその助太刀の書には日本のアジトへのルートとこの時代での戦い方が記されており、いざというときには燃えてなくなる極秘文書なのだそうです。
バジルがこの時代へやって来たのは10日前、場所はスペインで傍にパスポートと匣兵器、助太刀の書が置いてあったのだと語ります。
バジルの持つ匣は門外顧問組織『CEDEF』の文字が入った匣兵器…日本へたどり着くまでの道程で門外顧問の仲間に会うことはできなかったが、助太刀の書と匣のおかげで途中ミルフィオーレと出くわしても撃退できたのだとか。
その話にビアンキは、バジルは何者かの指示によりツナ達とは別ルートで鍛えられ合流したのだろう推測します。
CEDEFは普段は外部だがいざとなればボンゴレを支える機関だと言うビアンキの言葉にバジルも「その通りです」とうなずき、助太刀の書をかざして、その締めくくりに記されていた言葉を告げます。

「若きボンゴレ達と共に白蘭を砕けと!!」

その言葉に、バジルもまた打倒白蘭の仲間だと盛り上がる一同。
しかし一方で手の込んだやり方に一体誰が…?とツナが疑問に思っていると、笑顔の獄寺が「そりゃこの時代の10代目に決まってますよ!!」と返します。
そうは言われても正直あまり嬉しくはないと小さくぼやくツナ。
ともかくバジルのことも一段落つき、そろそろ地上へ行こうと誘うビアンキに同意しバジルも誘おうとするツナでしたが、その前にバジルは、余程疲れていたのか電池が切れたように眠りについてしまうのでした。

助太刀の書の装丁につっこみたくて仕方がない!
時代劇?侍?忍者?…な古めかしいあの見かけ!
…バジル君のキャラにはあってるけど!違和感ないけども!!
なんで紙の端風化してんねん!そんな昔に書かれたもんじゃないっしょ!?
…と必要性皆無なその見かけに脱力。
世界の未来すらも賭けた命懸けの闘いのはずなのになんだそれ…凝る部分が間違ってるよー…(ボンゴレのノリとしては…まぁアリかもだけどもさぁ…/苦笑)
これがホントに全部この時代のボスツナが準備したものならばこの十年で随分カテキョの影響受けてお茶目になったんだなぁとおもいました(…それともあの装丁のほうがバジル君のモチベーションが上がると計算したのかな/それもまたビミョー)
どっちかというとこの時代のバジル氏自身が用意したかあるいは親方様の仕業とかのほうがしっくりくるんですよねー…でも正ちゃんの言葉が正しいならばボンゴレ側でも計画は正一・ツナ・雲雀だけの秘密って話だしなぁ…?
…案外、ボスツナは正一の知らないところでボンゴレ以外ってことで黒曜とか門外顧問とかキャバッローネとかのトップのみに協力を仰いでいたのかもしれませんねぇ…?

もう一つ気になるのが日数的な問題。
正ちゃんは「綱吉君達と同時期に入れ替わった」って言ってるんだけど…バジル君がタイムスリップしてきた10日前だと、だいたいクロームが入れ替わった時期だよね。
ツナ〜京子ちゃん達辺りまでか大量に入れ替わった頃からは2週間くらいの差があるんだけど…これ、“同時期”ってくくるのですか?
まだ別に誰か入れ替わってんのかなぁとかも思いつつ、いやしかし…なぁ…?
んん〜…もしやメローネ基地殴り込みの前か後かで分類してるのかな。それともコミックで訂正入る類いのあれですか?
…皆さんそんなんどうでもいいよと思われるかもしれないが時系列とキャラの動きは結構大事。管理人的には。
だってさ、私にとっては未来編はそこら辺を考察するのが一つの楽しみなんだよ!(←ひとりで勝手にやってろ)
………うん、とりあえず本編に戻ろう…

当初の予定通り地上に上がったツナ達は、ハルにはツナとビアンキが一緒に付き添い、笹川兄妹は2人で、山本は子ども達とともに、獄寺はひとりで…それぞれ町の様子を見て回るために別れます。
ハルの家には予想通り誰も居らず、近所の人から聞き込んでハルの両親は少し前に家をあけると言って出ていったらしいことが分かります。
ビアンキの溶解さくら餅で鍵を壊し家の中へ入った3人。
自室で座り込むハルの後ろ姿にツナは大丈夫か?と声を掛けます。振り向くことなくそのままの姿勢での「不思議です…」と語るハル。
「ハル…自分の家に戻ったらもっと泣いちゃうと思ったんです」
「…………」
「でも…10年経ったハルの家は…カーテンもお布団の柄も家具の位置もぬいぐるみも本棚の本も変わっていて…」
目の前のテーブルの上に置かれた『ハルへ』と書かれた手紙を前にして、
「この時代の両親がこの時代のハルに置いていってくれた手紙も…なんかよそよそしいっていうか…
 見てはいけないものをのぞいている感じです!」
そう言いながら、ハルは泣き笑いでツナへ振り返ります。
そんなハルの様子にドキッとし言葉に詰まるツナ。
しかし、涙を拭ったハルは「でも気持ちがスッと楽になりました!」と続けます。
自分が帰る場所はここではなく10年前の両親の所だとわかった、それにここに来たことでこの時代のハルもすごく元気に生きてたことがわかったのだ…と。
「負けられないってファイトがわいてきました!!」
そう笑うハルにビアンキがぐっと親指をたてて笑顔を返してくれるのでした。
そして笹川家の京子もまた、ハルと同じように自分の家の中に残るこの時代の自分の生きていた証を見つけ元気を分けてもらったようです。


女の子たちの強さに拍手!
ツナがハルの女の子らしい繊細さとそれ以上の芯の強さを目の当たりにしてドキッ!なターン。
ヒロインズがただ単に不安でいるだけの存在じゃない、彼女達が持つ戦う強さとはまた別の精神的な強さをツナがちょっぴり知る…女の子わっしょい!なお話ごっつぁんです!
しかも…ハルの本棚にイタリアの本が…!!
マフィアの妻の夢は10年経っても潰えることなく努力も惜しまずのようですね。(´ー`*)

そして了平さんが自室にて見つけた写真の…写真の…この人はぁーーーっ!!!?
そうか…そうだったのですか…!!だからあの時彼女に伝言を残してったんですね、了平氏。
この十年で何があったのか…了ピンはどーなったのさ
でもうん、わかる。流石だ…貴女の見る目は確かです!この時代の兄さんは良い男ですもんね!
ともかく了平さんの驚きようも仕方がないよね!その後のあのテンションも仕方がないよね!
彼こそまさに“見てはいけないものをのぞいて”しまったのではないでしょうか(笑)


別れた交差点にて再びそろうメンバー。獄寺と山本は自宅へいったのか尋ねるツナでしたが、しかし2人とも自宅へは行くことなく町を見て回っていたようです。
そんな彼らに真っ赤な顔で熱く打倒白蘭を叫ぶのは、この時代の自室にて衝撃的な写真を見てしまった了平。
「輝かしいこの未来のため!!!愛するかもしれぬ者のため!!!」
そう瞳に死ぬ気の炎を灯しファイトがわいてきたようです。
突然の了平の変化に戸惑いつつも、ビアンキに他に行きたい場所はと尋ねられて、一同は並盛中学校へ足を伸ばしました。

10年経っても変わることない姿で迎えてくれた校舎に、教室に、屋上に、ツナ達は未来へと来て以来忘れていた思い出の数々が蘇り、懐かしく思います。
今まで学校のことを好きだなんて思ったことなかったのにこんなにも楽しかったんだ!!と再確認したツナは、
『また あの時に戻ったら絶対もっとかみしめよう』
そう誓うと、気力が回復していくのを感じるのでした。
そんな思いで屋上にて爽やかな風に身を任せていると…ツナにかかえられたランボがツナの名を呼びます。
ちょっとは大人しくしろと注意するツナは「しっこでちゃった〜」と泣きべそで告げられて仰天!
先ほどまでの雰囲気も何処かへふっ飛び、普段とかわらぬ大騒ぎになります。
「ウンコもでる…」「ちょっ まてー!!」とトイレへと急ぐツナ達のいるのとは反対側の棟の屋上では、ひとり(と1羽)で寝そべりボンゴレ匣をじっと見つめる雲雀の姿がありました。
「あいつら、いい顔してんな…………しばらくほっといても大丈夫そうだ」
そこに突然聞こえた男の声。
雲雀はすぐさま飛び起きトンファーを構えます。
「まあ待て恭弥」
跳ね馬の装飾が施された匣…そして鞭、10年前とあまり変わらないラフなジャケット姿で悠然と腰かけるその男は――――
「そうあわてなくてもみっちり鍛えてやっから」
キャバッローネの跳ね馬ディーノ!!


10年たってもスーツは着ない!!三十路を過ぎたよ兄貴分のご登場です!
「しばらくほっといても〜」「みっちり鍛えてやっから」の科白…10年後でも雲雀のカテキョはディーノさんっぽい予感… ちっ またかよっ!?/本音がもれるひばつな派の盛大なる舌打ち)
…うん。前回ディーノさんが出てこなかった時点で覚悟してました…うん…雲雀さんを鍛えられる程の人なんてもう殆んど残ってないしね…みんなと一緒に修行とか群れるの嫌いな委員長がするわけないしね… orz
どうせアジトにディーノさんが来たらリボーンがカテキョだろとか言って押し付けちゃうんだろうなとか思ってましたしね…フッ
でも、なんでいきなり過去からやって来て命懸けの戦いをしてきた可愛い弟分の元へ顔を見せずに、真っ先に雲雀さんのところにくるのよ!この薄情者めっ
かっこいいくらいじゃだまされたりしないんだから!……かっこいいなぁチクショウ!!
ひばつな一緒に修行とか見たいけどあきらめるから、せめてひばつな的にディーノと雲雀で修行は回避したいのでボス同士でディーノとツナで修行してとか念じてます(現在進行形)
(-д-`)ウゥ-…ディーノさんは嫌いじゃないですが正直でぃのひばは…ちょっと…
まだ確定じゃないけども、もしも本当にディノひば修行のターンになったら…ちょっぴり今週までのほのぼの3週間で癒された心にすきま風が吹きそう…(-ω-;)


気持ちを切り替えて。
ほら!やっぱり雲雀さんは並中の屋上にいたよ!!ひとり屋上の空〜♪でしたよ!
そして雲雀さんの爪先にとまってるヒバードかぁわいーぃなぁ!(*´ω`*)
身繕いしたりして!超キュートですよね!ちっさい絵なのにめっさ癒されます!ささくれたこころが!
でもって、困り顔で「ねえねえツナ〜」っ言うランボさんもプリティで(´Д`*)ハァハァ

あと、教室で自分の席の位置に座って懐かしがる2A組が…みんなかわいいけども!和んだけども!
…まるで卒業後に母校に侵入したみたいな雰囲気で…なんか…(苦笑)
待ってみんな!まだ現役中学生だからね!未来編に入って戦いの毎日で忘れがちかもしれないけども!
いくら毎日通っていた場所に数週間ぶりで来たにしたって…夏休み開けて久しぶりに学校きてもそんな反応はしない…ので、これもまた未来に来ているが故の郷愁か。
なんかほのぼのしつつも反面、ちょっとしんみり(´・ω・`)


最後の方、感想が逆走してますが気にしません!
反転で小さくいろいろぶっちゃけちゃってごめんなさい!ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノ