標的227 「真(リアル)」
天空で弾けた盛大な爆発音とその光に、各地でヴァリアー幹部達はXANXUSの無事とその戦いに決着が着いたことを察します。
木にもたれ掛かりながら空を見上げるレヴィは「あの光は…ハ、ハハ…ボスの銃弾!!」と嬉しそうに呟き、
敵と交戦しながら城を目指す面々も、スクアーロは「久しぶりに本気になったか」と口の端を持ち上げ、ベルとフランは「ちっ 終わっちまったぜっ」「見逃しちゃいましたね」とぼやきます。
そして安否不明だったルッスーリアは…「あんらー?」と全く無事な様子で崩れた城の瓦礫のなかで無くしたサングラスを探しています。
「メガネがないから全っ然わかんないわ!」
えっちょっ、そんな…まさか…!?
ルッスーリアのサングラスって実は度入り眼鏡なの?!!Σ(≡д≡)
衝撃の事実です。「見えるわーv」にいろいろ持ってかれた…!(爆笑)
そして日本のアジトにはイタリア主力戦の情報が届き、リボーンがツナたちに知らせます。
「XANXUSが敵の大将を倒したらしい」
吉報に盛り上がる一同(雲雀さん除く/笑)、ラルを休ませ世話をやいていたツナもXANXUSの名に(あのXANXUSが!!)と周囲の話に耳を傾けます。
…てかちょっと!?
毎回毎回負傷した仲間のそばで色々手当てをしてあげているのはツナ1人なんですが。
おいおい、怪我人を心配しているのはツっ君だけですか…(苦笑)
…いや、うんまぁ…一応、正一と獄寺が手に持っているのは救急箱のようなので、多分きっとこれからみんなの手当てを始めるところだったのかもしれませんね。
しかしベッドに横になるラルに飲み物を差し出してるツっ君…
このコマ超絶癒しゴマです。
ツっ君の優しさをさりげなくアピールしているたまらなくおいしいサービスショットです。癒されます。かわいいかわいいかわいい
ラル羨ましいよ!むしろラルに代わって私がナイチンゲールさながらのツっ君に癒してもらいたいよ!
勝利のニュースに、しかし兵力差から長期戦を危惧するに正一。けれどもリボーンはその心配もないと言い、敵は撤退しはじめたことを報告。
これには正一も「これならいける!!ボンゴレの戦力は想像以上だ!!」と興奮気味に叫びます。
ツナもまた、内心でヴァリアーの奮闘ぶりにすごいと喜び、あとは白蘭を倒すだけ…と今後の闘いに対してこれまで以上の希望と活力を感じていました。
――――しかし。
そんな想いを打ち砕くかのように、突如届いた言葉。
「いいや ただの小休止だよ」
ツナ達のいる日本のメローネ基地に、ヴァリアーのいるイタリアに、同時に流れたそれは白蘭からの立体映像通信。
「すんごい楽しかった」
「前哨戦としては相当有意義だったよね」
ホログラムの白蘭はそう言って始終内心の読めない笑顔で笑い、更には正一が自分を騙そうと演技していたことも知っていたと続けます。
驚く正一に白蘭は、いつか敵になるのはわかってたから、と告げます。
「だって正チャン、僕のすることなすこといつも否定的な目で見てたもん―――昔からずーっと」
「!!」
変わらない笑顔でそう指摘した白蘭に、正一は言い淀みながらもそれでも言葉を返しました。
あなたは間違ってる!、と。
そんな正一に「ほーらね」と言いながら、どちらが正しいかは今に分かるだろうから好きにすればいいと告げる白蘭。
それでも十年前のボンゴレ十代目に命運をあずけるなんてもの好きと揶揄します。
このままボンゴレを消すのは簡単だけど、ここまで楽しませてもらったし、“信頼していた副官に裏切られたとあっちゃリーダーとしてのプライドにかかわるから”と笑って、
「だからそろそろちゃんとやろーと思って」
そう言って白蘭が続けたのは、トゥリニセッテをかけたボンゴレとミルフィオーレとの正式な力比べの宣言でした。
正一の「………あなたは………間違ってる」の『………』に込められているだろう心情を想像するとたまりませんね…切ない。
正ちゃんは何を知っていてどんな想いで行動してきたのかなぁ…
敵対していても白蘭を『白蘭サン』と呼び続けている正ちゃん。本当は白蘭のことをどんな風に思っているのかな…
どんな風に知り合ったのかも分からないけど、きっと何年も白蘭の傍にいたなら情だって移るだろうし…、白蘭を友人だと思っているからこそ自分の手で白蘭の間違いを正したいとか思っているんでしょうか…。
白蘭の方もずっと自分の近くにいた正一に対して、いつか敵になる相手とわかっていても何か思うところはなかったのかなぁ…笑顔の下で彼は何を思っているのか…気になります。
「正チャンもつくづくもの好き〜」や「信頼していた副官に裏切られたとあっちゃ〜」の科白も、単なる揶揄というだけでなく、本当は正一が自分以外を選んだことに多少のわだかまりのような気持ちもあるのかなとかひっそり妄想してしまいました。
正式な闘いには時期的にもぴったりなのだと言う白蘭。
彼の目的である新世界の創造の前祝いとしてツナ達との決着の場を設ける心積もりのようです。
しかし、それに対して強気に反論する正一。
これまでの戦いでボンゴレには5人の6弔花を送り込んだことで5つのマーレリングを失なっている現状を指摘し、「もはやあなたは翼をもがれた鳥だ」と告げる正一にけれども白蘭は動じることなく、
「う〜ん ま それが本物ならね」
次の瞬間、ピシッと崩れる正一の手元のマーレリング。
そのころ、太猿と野猿に助け出されたγの指のリングも、その他の3つもまた同じく割れていました。
「ニセモノ!!」
「もちろんそれもランクAのスゲー石なんだけどね」
驚く正一に自分の指にはまるリングを見せつけるように手を顔の横に掲げながら、トゥリニセッテはもっと特別なのだと告げる白蘭。
なおも食い下がろうとする正一、秘密で他に組織してあるのだと自らのホログラムの頭上にさらに新たな映像を投影します。
そこに映し出される6人の人物。
「紹介するね――彼らが本物のミルフィオーレファミリー6人の守護者
――――真6弔花♪」
はい、見た瞬間右の人に「え!?む……っ!!?」と驚きかけました。
しかし、右目にコードないし…違うよね、違いますよね…?
新キャラ・真6弔花。彼らは実は、現在は存在してないという白蘭の親衛隊『第0部隊』で、存在してないというのは嘘で白蘭が人知れず組織していたとかそんな展開になるんでしょうかね…?
てか、前々から正ちゃんがボンゴレの味方だったこと白蘭にばれてそうだよなーでもマーレリング渡してるくらいだしほんとにばれてないのかなー…などと考えてましたが。
…今回はっきりバレてる宣言されて、内心リング偽物の可能性ひしひししてましたが…
6弔花まで偽物…いままでの戦いは本当に白蘭の手のひらの上で踊らされてたんですね…とちょっと打ち拉がれたい気分です。
いや…まぁ…更なる強敵の出現はバトル漫画のお約束ですもんね。はい。
(-д-`*)うぅー。
ぶっちゃけ未来から過去に戻る日は過去と未来で起きてる1ヶ月と数週間のズレ分を未来で過ごしてからだとも思ってたのでまだまだこの時代にいることになるだろうとは予想してたんですが。
…ちょっと癒しが足りないんですよ最近のリボーンは orz
正一の作戦ではツナ達は休息を得られるはずだったわけで、一話くらいはほのぼのしたツナ達がみれるかもーと少し期待してたのです…。
けど、この分だとそれも無理そうです…よ、ね…。(ノ_<。)
先週までXANXUSさんで上がってたテンションが一気に下がりました…。
白蘭サン…おそろしいひとだ…