標的221 「ありえないこと」
あっという間にミルフィオーレ兵を倒したスクアーロの匣兵器を見上げて呆けるヴァリアー兵達。
「剣を抜くこともなく…」と言う言葉に、スクアーロはこれくらいがどーしたと言わんばかりに答えます。
「ったりめーだ、こんなペーペーのペーにてこずってられるか」
鋭い眼光で部下達を見下ろし、
「オレ達の目的は6弔花級のボスを討って白蘭をひきずりだすことだぁ
そろそろ無線に耳をつけろとボスに伝えろぉ!!いやでもつけろとな」
そう告げれば、ヴァリアーしたっぱ兵三人は、内心では(また半殺しにされると思うけど…)と思いつつ、じゃないとここでスクアーロに殺されると冷や汗をかいて了解の返事を返します。
直後そんな彼らに作戦隊長様から「う゛お゛ぉい!!」と一喝がかかり、ビシーッと背筋を伸ばしてしまうしたっぱズ。
最初の用件(肉)について、後で何とかしてやると言っておけと言うスクアーロ、「クソボスがぁっとな!!」と締めくくられてしたっぱズは「はっはい!!(ぜってー言えねぇ!!)」とそそくさ戻っていくのでした。
この一連のやりとりに、エリート暗殺集団なんだよね…?(笑)と首を傾げてしまいましたよ!
所詮はどこでもしたっぱはしたっぱであるという…むしろ上司がああ(XANXUS)でこう(スクアーロ)だとしたっぱはかなり苦労するということですか(苦笑)
ところで剣を〜に「いや、そもそもスクアーロって常に剣、抜き身じゃん」とつっこんだ…これは言ってはいけないお約束?
そして前回ブチッとキレたわりに肉は何とかしてあげちゃうらしい作戦隊長様。なんだかんだ言いつつXANXUSに甘いなぁお母さん←
あと、クソだカスだと確実に口癖が移ってますよね(笑)
さてその頃南地点のベル・フランサイド。
とある地点で移動を止め待ち伏せることにした二人、背中のナイフを抜いてもいいか訊ねるフランに一度沈黙後「きれいに磨いて揃えて返せよ」と許可をだすベル。
しかしフランは「それは嫌ですー」とナイフをペキペキ素手で折り曲げ捨ててしまいます。
それを見てベルがリングに炎を灯せば、譲歩案なのか今度は折らずに捨てるフランに「捨てんなっ」とベルは匣を開匣し、現れたのは嵐ミンク。
それ以上捨てたら燃やすと言われて、フランが表情も変えずに冗談だと手を振れば、その拍子にまたポポーイッと落ちるナイフ…態とか事故かは謎ですが「あ…」フランが呟くも、「カチーン 死ねよ」とベル。
ベルの肩からフランの方へと飛びかかる嵐ミンクをフランがさっと避けると、しかしミンクはそのまま進み、潜伏していたミルフィオーレ兵を燃やすのでした!
「おおベルセンパイ敵がいるのに気付いてたんですねー」
「ったりめーだ 数は30ってとこか」
「ごくごくまれにですが本当に天才かもって思ったり思わなかったり」
その言葉にしししと笑い、天才に決まってんじゃんと返すベル。
「だってオレ――――――王子だもん」
やっぱり10年経ってもベルのこのセリフは健在!そして襲ってくるミルフィオーレ兵達を嵐ミンクで相手取り、その実力の程も見せつけてくれます。
嵐ミンクがかすっただけで次々と発火してゆき、手も足も出ないまま森と共に焼かれたミルフィオーレ…嵐ミンクの体毛を擦りつけられた物体は摩擦によって嵐属性の炎を発火し燃焼するのだ。
…とメモを片手に棒読みで解説してくれるのはフラン。
「…………命令通りに解説しましたー」
「ごくろ♪そーゆーのあった方が感じ出んだろ?」
と解説させた本人は上機嫌にそのまま森を燃やし続ける炎を他人事のように眺めています。
隣では同じく眺めながら「環境破壊とか考えたことありますー?」とつっこむフラン。
フランの毒吐きツッコミ好きだなぁ。
先週のレヴィへの「だがの使い方〜」とか「いかにもオリジナルナイフだぜーって主張するこの形状が相当恥ずかしい」とか嫌味なんだけど内容が的確だよなぁと感心します(笑)
あと、ベルのフランを攻撃する振りしてほんとは敵の存在に気が付いてた一連のやりとり(振りっていうかフランへの殺意も半分くらい本気な気もしますが)、始終おちゃらけてるようでいてしっかり強いこのスタンスにやっぱヴァリアーは強いんだなぁと再確認。
…ただのお笑い集団ではないんだと安心したとか思ってませんよ?(言ってるよ
それからミンクかわいい!
ベルの首にくるんと巻きついてるかんじとか昔のベルにそっくりなあの前髪(爆笑)とか…
「さあ やっちゃっていいぜミンク」って声をかけるベルに返した小さな吹き出しの「イェイ」とか!
…いやコレ鳴き声なんでしょうけど可愛いじゃないですか何かノリノリなかんじで。
嵐の守護者の匣動物はどっちも可愛いなぁ…酔っぱらいバリネズミちゃんにはまだ及ばないけども。(あれは最高だった)
うぉっとと!話が逸れましたね。
さて、場転して日本組(登場しないと思ってたので出てきてくれて嬉しい!)
正一に閉じ込められていたガラスから出してもらった仲間達…負傷者をベッド運び、ツナは怪我人に駆け寄っていきます。
クロームに抱かれて意識のないランボの姿に「ランボさん!!」と近寄った正一、5歳の容姿に10年ぶりだと考えつつ大丈夫なのかとクロームに訊ねれば、「この子寝てる…」とクローム。
心配そうにランボを抱えるクローム嬢とイーピン抱えるラル…なんて素敵なコマなんだここ!
しかもその次のラン正クロの3人いっしょのコマなんてめっさ癒されるんですけど〜!!(あぁここにツっ君も入れて4人だったら最高の癒しコマだったのに!/ツナはちび達の前にぼろぼろの2名の方に行ってしまいました…)
そしておひとよs…ボンゴレの良心・ツナの居ぬ間に右腕と委員長は正一にヤキを入れに来ましたよ←
獄寺は言葉通り一発で終わりにしてくれそうですが、雲雀さんはボコボコにする気だと思います。
閉じ込められた分と武器取り上げられた分と群の一員扱いされてる分と勝手に自分を都合に入れられてる分とその他諸々のやつあたりも兼ねて。
やつあたり=某眉毛戦とかあとは草食動物(とかいて沢田綱吉とよむ)が行方不明だったのはお前のせいかという怒り(ついついひばつなフィルターを掛けてしまうヲトメゴコロ/爆)
しかしそれはリボーンによって止められました。白蘭の能力についてまだ話してないからと。
白蘭の能力…それ自体は極めて限定的な状況でしか使えないものだと話す正一。
この時代に起きているありえないことの多くが白蘭の能力に起因しているのだと。
そして場面はまたイタリア・ベルサイドに戻り、森を燃やしていたベルの嵐属性の炎を一瞬にして消した水の後。
ベル達の前には雨属性のペリカンを連れた黒人の男が居ました。例の6弔花に仕えているあの男です。
「お久しぶりですベル様」
その男は自分のことをかつてベルの家で執事をしていたといい、オルゲルトと名を名乗ります。
顔見知りだからって命乞いか?と問い「ムリだぜ。オレ執事とかいらねーし」と言うベルに、しかしオルゲルトは滅相もないと返します。
「私はいずれ王となる王子にしか仕えませんので」
「……?それってオレじゃん」
「そりゃ違うだろーよベル」
そう言って新たに現れたのは空飛ぶ椅子に腰掛けた青年。
金髪の頭上には王冠、目許を隠す長い前髪に歯を見せて笑う独特の笑い方。ベルとよく似たその人は…
「王になんのはお前が殺したはずの双子の兄貴――ジル様だ」
…というわけで、6弔花はベルの双子の兄!
かつて幼少のころ死んだはずの人間が、生きて、同じ年頃まで成長した姿でここにいる――これはまさに“ありえないこと”
これもまた白蘭の能力故? 次回は嵐対嵐の双子対決か!?
…で今回はおしまいですが、予想外ではありましたが分かればあぁ〜なかんじでイマイチ盛り上がらない兄ジル様。
それよりこの人がミルフィオーレ嵐のリング所持者なら、消去方でユニちゃんは雲のリング所持者なのか?(彼女の属性は大空じゃないの?雲のリングに炎を灯せるの?)というほうが気になってしょうがないです。
あと、白蘭の能力云々より正一の「ランボさん」呼びの方が気になってしょうがないです。
だって妙じゃないですか、ランボは本来の年齢でも正一より10も年下なんですよ?
十年後のボスツナにだって雲雀氏にだって君呼びなのに何故ランボはさん呼び?
これは何かの伏線かなぁ?…正一がもってるボヴィーノの箱とかもあるしな…
密かにボヴィーノと接触したとか、十年バズーカの研究過程とかでここより未来の25歳以降のランボと知り合ってたとか…それでさん呼びしてるとか?
ハッ…まさか実は正一は未来のランボから白蘭の脅威とか未来の世界の危機とか聞いて知ったとかだったりするんでしょうか?!