Web拍手log 会話8



「お。ココ拍手じゃん! …え、てことは何?ココに居るってことはもしかしてオレにお礼言えってことなわけ?
 …ふ〜ん、王子にお礼言わせようだなんてイー度胸してんのな。ししっ」

…………………………………。

「…つーかさ、なんでオレ1人なわけ?レヴィのアホと組む気はさらさらねーけど、マーモンとか百歩譲って鮫とかルッスは居ねーの?」
「…別に1人じゃないですー。ミーも居るんですけど、一応。」
「うお。居るなら喋れよ。つか気付かれないとか何オマエ存在感うっす!」
「(ボソッと)……ミーの存在に気付けないのはアンタの目が腐ってるからじゃないんですかー。むしろこの空間では仕方ないっていうかー。」
「………何こいつすっげーナマイキ。いくら寛容な王子でもカッチーンとくるぜ?
 …つーかそもそもオマエ、ダレ?カエル?」
「センパイには寛容の“か”の字もないと思いますけどー。
 しかも後輩の顔も覚えてないとかやっぱ見掛けどーり脳ミソ無いんですねー?…って、見掛けといえば、なんかベルセンパイ普段と違うくないですかー主に髪の毛とか。」
「は?何言ってんの?死ねば?」
ビュッ ドシュ
「痛ててッ …前髪とかセンパイんとこのミンクとそっくしじゃないですかー。え、ギャグか何かのつもりですかー?」
「…何こいつ…刺さったら死ねよ。 …つかミンク?王子ペットはかってねーし。…んー、でもミンクはいいかもな。王子にぴったり。襟巻きホクホク。しししっ」
「………(あー、もしかしてコレ十年前の堕王子?なんで?…つーか、十年前のセンパイもこの態度にこの発言…)十年経っても脳ミソの中身に成長ナシですか。はぁ〜。
 …これマジどう収拾つければいーんですかー…ん?」

ヒラヒラ(フランの前に一枚の紙が降ってくる。フラン、キャッチ)

「…何ですかこれ、(読んで)あー…部屋間違えましたってことで、サヨウナラ。アンタの相方はこのあと来るらしいですよーではドロンー(棒読み)」

サラサラサラ…(フラン、霧になって姿が崩れていく)

「…ホント何あのカエル。ドロンとか言いつつ消え方ちげーし、相方ってなバターン!「いやいや!遅刻して申し訳ねぇ!竹寿司の出前だよっ!」
「あ。」
「ん?…おぉ!お前ぇさんはいつぞやの坊やじゃねぇかい!」
「しししっ スシのオヤジじゃん!なんでいんの?」
「俺ぁ、お客さんにお礼に旨い寿司を振る舞ってほしいって出張たのまれてなぁ、出前しにきたっつーわけよ!」
「ふーん」
「とっておきのネタを用意してきたんだ!今さばいてやるからお前ぇさんも食べてきな!
 ――よっ」
ヒュッ
シュパァァァァンッ!
スタタタタンッ
「へい おまちっ!

毎度ご贔屓くださって有り難うごぜいやすっ

 ―――大トロの刺身だよっ ささ、たぁんと食っていっておくれぃ!」




(ベルフェゴールとフランあらため山本剛)  NEXT→